ウイップ/逆ウイップ



ウイップすると


機体のスピードが上がる

これは皆さん体験的に知っている
スピード競技(計測中)やエンジン回転中のレースでは禁止されています。
スタント機の着陸で停止位置を調整するときや、風下に誘導するときにも



ウイップすると燃料が濃くなる


知りませんでした
エンジン回転中にウイップすると、機体が円周外側に向くため
遠心力が増えて燃料が濃く(リッチ)なる
ウイップすることで事実上ニードルを開けることができる。




逆ウイップすると


機体のスピードが下がる

言い換えるとブレーキ
ラットレースでの逆ウイップは上級テクニック
ウイップ/逆ウイップを駆使してパイロットは機体をピットに誘導
上手なパイロットはピットイン寸前にポンピングするように逆ウイップしている


逆ウイップすると燃料が薄くなる


エンジン回転中に逆ウイップすると、機体が円周内側に向くため
遠心力が減って燃料が薄く(リーン)なる
逆ウイップすることで事実上ニードルを閉めることができる。

スピード機やラットレースの練習ではウイップ/逆ウイップを使い飛行中のニードル調整を行い
セッティングを出していくそうです。



スタント競技に流用すると・・・・


タイムオーバーになりそうな時
力まかせに思いっきりウイップするとニードル開けたのと同じになり
燃料消費が増えてタイムオーバーを回避できる可能性があります。
気象条件で燃費が変化した時や、大会本番でシビアな燃費計測をするとき
アタマの隅に置いておくとイイですよ


F2Aのハンドルパイロンの上やF2Cのレース中も正逆ウイップは重要なテクニックだそうです。


E研さんから教わりマンタ!






スタント操縦と呼吸法



最近気がついたのが呼吸でして・・・・
パターンが始まると、無意識に呼吸を止めている、ことがある・・・
無酸素運動をしている?・・・まさか?
人間緊張すると息を止める、などと言いますが
冷静に操縦しようとするなら、呼吸も自然体でなければできない??? でしょ・・・

競技会でいつも通りにできないのは、緊張して無意識に呼吸が止まり
心拍数が上昇するからかもしれない


浦島が中部大会で左手以外すべてツッタのは、突然の運動もさることながら
緊張のあまり無呼吸でコンバットして全身に乳酸がたまったからじゃないか?



スタント競技は集中力と冷静さの両立、いかに普段どおりにできるかが勝負


だとすると、呼吸法を確立しなければ、同じコンディションで飛ばせないかも・・・・



ゴルフとスタント競技・・・・



ゴルフの難しさとは何か?


5分前に出来たことが、今この瞬間に出来なくなること


絶えず同じことを同じコンディション繰返すことの難しさ
これはスタント競技の難しさに共通している


もっとオモロイのは・・・・

ゴルフで5分前に出来たことが、今出来なくなり
失敗したとすると・・・


あたかも自分の全人格を否定されたように落胆する


そうでして、逆に上手く行けば天にも昇る快感になる


だから嵌るワケだ、F2B競技と似てるでしょ・・・



話はソレましたが、同じコンディションを作るための呼吸法を考えます。




スタント時無呼吸症候群


自分のこと観察して判明しマンタ!
曲技が始まると、無意識に呼吸が止まる
顕著なのが頭上系で、ウイングオーバー、縦8、頭上8は完全に無呼吸
F2Bの角8は長時間ですからどうなっているかは不明・・・・
角8は緊張感が続くので、途中で息継ぎ入ると緊張が途切れて決まらない?
スタント飛行時は「イチ、ニイ・・・」大抵つぶやいてますから直後に深呼吸することなく
演技が続いていく、
つなぎ飛行で深呼吸すると、手首が動いて水平安定が悪くなるかも?
大会本番でどうなっているのかは、不明・・・・
みなさん、どおかな?


モノは試しと・・・
意識的に呼吸しながらやってみると
どうにも不自然で上手くいかない
かなり以前?から無呼吸でスタントしていたかもしれん・・・・
スタントは無呼吸が常識???



無呼吸でスタント演技をしているとすると
心肺能力と集中力維持が関係するかもしれない
大型機はワイヤーテンションがあるので、筋肉が酸素を必要とするため
無呼吸は辛い・・・・
だから疲れるのか?、集中力が続かないのか?



身体トレーニングとスタント操縦の関係が明らかに?


よくよく考えるとUコンはスポーツですから
身体能力、心肺能力の差が操縦能力に現れて当然かもしれない・・・・
ランニングや持久力トレーニングはマジ有効かもしれない
コンバットやラットレースのパイロットは身体トレーニング無しでは不可・・・
どうやらスタント競技にも当てはまるかもしれません

そこのオッサン、シャドウ練習は息止めてやりましょう。


すぐできる練習としては、
つなぎ飛行時に、水平安定を維持しながら深呼吸すると
酸素供給が増え、次の演技で集中力が持続する




どおよ!