基本的に中低速重視で作られてません、リッチでジャブジャブ燃料突っ込みたくてもメインジェットが小さくてニードル開けても回転があるところから下がらなくなります。

古崎さんからも指摘うけてました・・・・

そこで、メインジェットを1.3mmから1.4mmに拡大しました。
1.5mmまでは実用可能かな?、一度開けると戻らないのでとりあえず、とりあえず。


ベンチリュリー外したら中の詰め物が見えました。
KK16の改造とは正反対の加工がしてあります


大型グローエンジンをこんな風に改造するとどうなるか?


ことのはじまりは、最初に91飛ばした時はスロットル全開でニードルだけで回転を下げて飛ばしました。
そのときのパワーといったらもの凄く、どうやって最後までハンドル持っていようか不安になるほどでした。
燃費はナント470CCで5分しか回らない燃料バラ撒き、この時もニードル開けても或るところから回転が下がらず仕方なく飛ばしましたが、前途のごとく・・・・


この感動が忘れられない!



しょうがないので、スロットルを閉めて回転調整しましたが上手く行くようで行かない、それはメインジェットの口径が小さくて燃料が足りないから?、それでもマフラーで絞ったりしてごまかしましたが、プラグの痛みから最適燃焼ではないことは明白・・・・
それに設計上の最適パワーバンドと使いたいパワーバンドにズレがあることが問題。
古崎さんにデチュ〜〜ンしてもらい、本当の2ST15CCの威力を知りたい、そして国産エンジンの可能性を信じて・・・・


1.4mmでのテスト

燃料供給がぜんぜん足りません、ニードルを開けても回転が下がらない上、リーンなカンジでトルクない?、苦しそうでプラグがすぐ傷みます。
ベンチュリサイズを小さくすればイイ?でも同時にパワーとトルクがダウン・・・・・

1.5mmでのテスト

ベンチュリーサイドの燃料噴出し穴も1.5mmに拡大しました。
この状態ではニードルを全閉しても燃料が流れるガバガバ状態です。
かなりイイカンジで回りはじめましたが、まだニードル全開でも回転は完全に下がらず燃料供給がたりません。
350CCのタンクが6分半で空になり、リッチでトルクフルに変化、セッティングの方向性は見えてきました。


1.8mmでのテスト

もうヤケクソ、完全にガバガバ、450CCの燃料でF2Bパターンができれば理想のトルクが得られる?


アレ?・・・


やってみると、1.5mmと変わりません・・・・・というかニードル全閉でも普通に回ってまして・・・・
やりすぎみたい・・・・
回転が下がれば吸入力も落ちるので、バルブを開けたところでポンプで圧力掛けてないために自然とバランスするポイントが出来てしまいバルブを開けても供給量は増えない?・・・・
アルコール燃料とはいえ、オイル混合のため粘度の問題があるのかも?・・・・・

大型エンジンでのポンプの有効性がわかったような?・・・・

メインジェットの拡大は1.5mmが限界かもしれません、より供給量を増やすにはマフラープレッシャーの助けが必要みたいですね。

現状1.8mmではプレッシャー掛けると供給多すぎてダメ


ア〜〜ア、新しいニードルバルブを購入しなくては・・・・・・

上はニードルはFS91用、下は91FX、4ST用のほうが2STに比べて燃料供給量が多いのでしょうか?

FS91用はテーパーと根元の太さが大きいので、コレに交換しました。

ニードル全閉でもエンジンは回りますが、91FX用より調整にメリハリが出て、Uコンでは扱い易いカンジです。