木村模型Uコン大会を目指して!


来年2/25日に木村模型のUコン大会が行われます。
ルールを読むと、日本選手権出場者は2種スタントにはエントリーできないみたい、要するにベテランはF2Bでの勝負になるようで、2種スタントは復活オヤジたちの修羅場になる。
これはチャンス!、同レベルのオヤジたちであればこちらにも上位入賞の可能性がないわけではありません。


俄然やる気が出てきました。


機体はスタントマシン、エンジンはKK18の木村模型 !万歳! の組合せです。


2月といえばまだ冬、西高東低の気圧配置で当日は北風が強くなる可能性が高く、特にお昼過ぎからは無風であることは考え難い、スタントマシンは胴体側面積が角材ゆえ極小、これは強風時には降下で風を横から受けて加速し難いんじゃないか?

以前からのテーマ、強風用Uコン機の研究も同時進行です。



スタントマシンの思い出・・・・・


発売当時は高校生、LAFに入れてもらいバリバリで練習してました。
当時CHACは破竹の勢いで、Uコン少年の憧れ、スタントマシンはH師範がクラブ内練習用に開発した高性能スタント練習機としてデビュ〜〜して羨望の的、木村模型から発売と同時に購入、エンヤ15、エクセルコーテをパンパンに貼って重量600gに仕上げ、「これでF2Bもバッチリよ!」意気揚々と飛行場へ・・・・・


ところが・・・・


飛ばしてみると、主翼はねじれてないのに内傾してるし、上空でのテンションは不安になるほど少なく、勢い付けないとワイヤー弛んで言うこと効かない・・・・・・飛ばすのが難しい機体でオモロクないなぁ〜〜
ほんとにCHACの人はこれで練習してんの?、まわりでも同じ評価で、これならLAFの先輩で藤沢さんが設計したスーパープライのほうがイイ?
当時の15〜20スタント機、フェニックス、レオナ20、プリンス20、飛燕20、大和撫子20などと比べるまでもなく、これは落としても金銭的な被害が少ないスタント練習機だねぇ〜〜



これが正直な感想でした。



しかぁ〜〜〜し!


木村模型の大会で見た鬼軍曹が飛ばすF2B競技でのスタントマシンは、「これ、ほんとにスタントマシンかぁ〜〜?」自らの目を疑るほどよく飛んでましたし、H師範の飛行は見たことありませんが大会で優勝してたような気が・・・・
当然ながら操縦技術には雲泥の差があるとしても、納得いかないよぉ〜〜〜????


これが研究課題に取上げた理由です。


機体セッティングや改造で別物に変身するのか?、はたまた単なる操縦技術の差でしかないのか?


その後・・・・


麻薬のせいか?、バカオヤジ選手権の様相を呈してきました。


どうせ勝つなら圧倒的な差がなければオモロクない!


スタントマシン改造は過去にベテランが数多く手がけているのでどうしても定番もしくは人マネになってしまうのがどうにも許せなくなってきまして・・・・・


そこで・・・・



エンテ型に改造しちゃるで!


たぶん過去にスタントマシンをエンテに改造した変人はいない?・・・・・たぶん???


エンテ型Uコンと言えば震電、ということで設計図をよぉ〜〜く見てみると問題点が・・・


エンジン搭載位置

KK18を使用することを前提に、主翼の後縁ぎりぎりにエンジンを取付けると先尾翼に大量のウエイトを積まないと重心位置が合いません。
震電はキット化するにあたり大変苦労されているのが図面から伺いしれます。
ウエイトを積めばOK?、トンデモナイ!それではノーマルのスタントマシンに適いません。
性能の悪い飛行機を操縦でカバーすることには興味ないので、ここはなんとか真っ向勝負できるよう改造しなくては・・・

エンテはプロペラ後流が機体に当たらない、トラクター型に比べ効率が上がる、重心が胴体の真ん中?に来るので従来型の飛行機とは違った旋回性能になる・・・・充分テストする価値はあります。


逆転の問題

エンジンを逆転させると、左周りのUコンではトルクキャンセルされて好都合、ノーマルペラが使えるのでセッティングが楽といい事ずくめ、エンテは電動にアドバンテージがあります。

しかし、KK18は逆転するんかい?、エンヤ20Sならフロントハウジングを90度ずらして・・・・・

ノーマルエンジンを使用するとして、逆ピッチペラを調べるとAPCの9*6があることがわかりました。



プレッシャー方式はムズイ!


さっそく、エクステンションシャフトでエンジンを前方搭載、逆転仕様での検討をはじめましたが、逆転はともかくクランクシャフトのエクステンションがムズイことが分かってきました。
図面での検討では90〜100mm延長でOKかと思い模航研の古崎さんに相談してましたが、フライホイルとボート用ジョイントを使い延長できてもプロペラクランクでの始動が出来ないみたい・・・・・・
ロープ使ってボートのようにエンジン始動しなくてはならない?、はたして大会での始動ができるか?、始動できたところで傍から見ていて大変な非合理性を露呈しているだけでは?、何より重量増が深刻!、振動が多い単気筒エンジンでフライホイルやジョイント、エクステンション、軸受け等で50g以上は避けられない・・・・・・
小型スタント機のメリットがどんどん無くなっていくような・・・・・
なぜプレッシャー式エンテ・スタント機が進歩しなかったのかが分かったような・・・・
やはり電動での有利性にはかなわない?


バックで飛ぶスタントマシンは諦めました。



さぁ〜〜どうする?、スクランブルです。


今更、エンテ路線は外せません

スタントマシン改造であるからにはその面影なくしてエントリーすれば、クレームの嵐!