やはり必要だった翼端ウエイト


内外翼面積比を変えることで、揚力差を出してワイヤーテンションを保てば、翼短ウエイトはいらない?
Xジオメトリーを加えてより安定させられないか?

現状では白黒スタビが5mmハードバルサを使用して20gほどあり、左右重心は胴体上、主翼全体ではかなり外側、これならウエイトは不要でしょう・・・・・
前回の白黒スタビ・インセット事件も解決?していよいよ本領発揮か・・・・
早速テスト飛行してみました、助手は息子、単独で勝手に飛ばせるように偶然?なってしまったためにほかっておいても気楽・気楽、適当に指導するふりして自分のことに専念できます。

しかし・・・
なんとなくシャキとしません、それでもインセットが解決したのでウイングオーバーも普通にできる・・・・でもこれってアタリマエ!
コントロールにディレーが掛かっているようでレスポンスが悪く、白黒スタビの上空効果も???

試しに20gウエイトを翼端に貼り付けると・・・

なんとゼンゼン違います、テンションがグ〜ンと出て、コントロールがリニアに反応するようになりました。


やっぱダメだったかぁ〜〜


左右重心は基点を主翼センターではなく、推力軸を基点で見なくてはいけない


ワイヤー負荷は主翼が負担していると考えていましたが、実験結果から推力(エンジン)の一部がその役割を担っているようです、かといってサイドスラストを大きくしてもそれほど変らないのは、飛行機は重心位置がすべての仕事の起点となっているから・・・
電気でいえばアースみたいなもの?


現行エンジン機の構成・ジオメトリーでは翼端ウエイトは絶対必要であり、大量のウエイトを運ぶために外翼は大きくする必要や、デカイフラップもヨーイング対策で必要


クッソ〜〜、新発見ならずでオモロクないワイ



白黒スタビとXジオメトリー・・・・・


白黒スタビの特徴は、

円周の最も外側にあって、重心を跨いで前後に展開する垂直安定版である

プロペラ後流にさらされることなく、安定した気流の中で作用することが可能

上空での投影翼面積減少をキャンセルする方向で働く


スタントマシンの垂直尾翼は小さい上、プロペラ後流に当たりにくい位置にある、オシャマシンは極端Xジオメトリーを採用して強風時のワイヤーテンションを保てるようトライしましたが、それほどの効果があるとは現時点では言えません。
理由は白黒スタビにある?、いやいや、まずはXジオメトリーがきちんと動作していないのでは?・・・
白黒スタビは見たまんまですから、風上ではつい立板のごとく、機体を内側に押し戻す力が働いているのが操縦者にはよく分かります。
しかしこれはガルーダでは無かったことでした・・・・・


Xジオメトリーはイマイチ・・・


白黒スタビは短所がクローズアップ・・・


インセット事件同様、いい所取りを連発したつもりが、返って悪くなった?


何でだ???


世の中、いい所取りをしても結果が芳しくないことはよくあること・・・・・
新薬開発なんかその代表?、長所と長所の掛け合わせは平凡を生む、没個性?、だいち誰でも考え付くことで新発見があるなんてことあるわけないじゃん・・・・・
これは言い訳してるんじゃありませんよ・・・・・単なる独り言


てなワケで・・・、再度見直し


Xジオメトリーは胴体ごと円周外へ向ければ、ワイヤーテンションが確保できる?、なお且つ操舵による方向転換時も確実に円周外へ機首を向けてテンション抜けを防ぐ・・・・
結果的にエンジンサイドスラストが大きくなる特徴がありますが、ラダーは見方によればインセット?になる
エンジンサイドスラストを多少大きくしてもワイヤーテンションが大きくならないことは体験的に分かり、それは前述の左右重心位置が大きく影響していることが考えられます。


ここで言う左右重心は地上でワイヤー接続していない時(スタティック)の話でして、飛行中(ダイナミック)はワイヤー接続されるのでより内周側に移動しますが、飛んでるときは触れないのでわかりません。
この辺もUコン解析の難しいところで・・・・・

そしてもっと大事なことはXジオメトリーはプロペラ後流が直接当たる大きな垂直尾翼が無いとその作用全体がかなり怪しくなるんじゃないか?


つう考えから、垂直尾翼を取付けてテスト


ただ付けるんじゃオモロクないので、細身で背高(アスペクト大)にしてみてどうなるか?
HLGのようなラダー形状が風見鶏効果も高くて、風上でテールを内周側に振って前述の白黒スタビの欠点を補ってくれるか否か???

でもってこうなりました。