5人ジャッジでの採点


南関東小型機選手権では、5名のジャッジを揃えて最高・最低得点をカットする本格的ジャッジ体制でスタント競技が行われました。


5名のジャッジ皆様は、本当にご苦労さまでした。


長時間にわたり、ひたすら単調な飛行を採点し続けるのはツライものがあります。
みなさんUコンが大好きだからできるわけで、
ましてやそれが元で恨まれたりしたらたまりません。
採点競技は、タイムと違い採点基準の統一難しさや個人の主観が加味されるため、競技そのものを嫌う人もいます。
しかし、この仕組みは宿命としてあるわけで、避けて通ることはできません。

スタント飛行競技とは、ジャッジに見てもらうのが目的ですから、ジャッジの立場、視点が理解できなければ、スタント競技で高得点をえることはできません
と同時に、パイロット自らがジャッジになれなければダメなことがわかります。


ここでは、カルゥ〜〜ク捉えてジャッジペーパーを公開します。


もちろんジャッジに対してなんら不満・文句があるわけはありません。
ヘェ〜〜、これが点数の違いなのかぁ〜〜つうカンジで見てください。


まずは最高・最低で共にカットされたジャッジペーパー
点数差が100点近くあり、25%近い誤差があります


採用された3枚のジャッジペーパー
点数が近いのが分ります。



ここから細かく分析してみると・・・・

今までちゃんとジャッジペーパーを見たことがなく、個々の点数の高低とトータル、大会での順位のみにしか視点がありませんでした。


2種スタントの勝負は


係数配分から、リバース、縦8、頭上8の出来不出来が大きく影響することがわかります。
パターン練習は正・逆宙は基本としても、この3点を重点的にやる必要性がありそうです。
特に縦・頭上8は頭が動きやすくて軸を固定しにくいため、パイロットの適正な飛行フォームを体で覚えながら、視野・視点・軸をどう出すかがカギ・・・・
集中力をここに持ってくることも重要・・・・
いままで、縦8終わるとホッとしていたかも?、頭上8を甘く見ていた・・・
3名ジャッジの合計にせよ、0.5点の差はこの2演技で30点差にもなる計算です。




甘いジャッジと辛いジャッジ


ここまで見てきてフト気付きました。
同じ演技を見て採点する際、甘いジャッジ(点数の高い)と辛いジャッジ(点数低い)がいらっしゃる。
その傾向は変らないのか比べてみました。

今度は決勝飛行でのジャッジペーパーです。
縦8で接地しているので、以後の演技は無効となっていますが各ジャッジの傾向はわかります。

最高・最低で共にカットされたジャッジペーパー




たぶん増爺様がジャッジ


3名のジャッジは見事に揃っていますねぇ〜〜



最高点は有山ジャッジで同じですねぇ〜〜
最低点は鬼軍曹から桑名ジャッジに変っています、でも1Rでも桑名ジャッジは鬼軍曹の次でしたから点数差は誤差範囲と見れば傾向は変ってません。


なんだかジャッジの評価してるみたいですが・・・・
長時間にわたり単調な演技を採点し続けるのは大変ツライ作業であり、
つくずく選手のほうがイイと思いました。

選手は自分のことだけ考えればOK、飛ばし終えればあとは気楽なもんです。
緊張してる他の選手をからかってプレッシャ〜〜かけて遊んでられますからねぇ〜〜

Uコンオジサンたちの熾烈な戦いを満喫できます?

でもジャッジは立場が違いますから・・・・・
自分だったら途中で居眠りしそう・・・・



ジャッジの皆様、




    ありがとうございました。




ジャッジされた皆様、コメントお待ちしてます。