D級検定で大敗したガルーダ


委員長より、「こんな機体じゃ、いくらやってもムリ!」




       「機体の上下バランス悪すぎ!、何百回練習したってムダ!




       「機体に付いてる突起物は全部取りな!




       「操縦は少し上手くなったよう?だけど、機体悪すぎ!






                   と ガチンコ宣告 され   







 そんじゃ 空飛ぶ超デカ粗大ゴミ? かよ





TEMPEST検定員から「ヨタヨタ飛んでんよ!」






難易度が高いD級検定


エ〜〜、まずは言い訳タラタラ・・・


ガルーダは南関東小型機大会のあと、正月以来いろいろ煮詰めるつもりでしたが、連日の強風で・・・・
そんでも機体に慣れてきたのでG・Wに強風テストを敢行したところ、

予想通りの不具合が山盛り露呈・・・

中部大会で指摘された

曲技の大きさがデカイ
         正逆で大きさが違う・・・
                フラップ大きすぎでターンが甘い(デカイ)
         角物の形がイビツ・・・
頭が動いて軸がブレる・ダブる・・・

これらを練習するどころか、まともに飛ばんゼヨ。


イジクリ回しているうちに、今度はエンジントラブル・・・・


リバースの背面引起しでエンスト・・・
これが厄介で一週間前でも直らず、全ては前日金曜の練習に・・・
・・・・後日詳細書きます・・・・
ところが、風ビュ〜ビュ〜〜
いよいよ土曜前日練習にすべてが・・・・

そんでもやっと、正月いらいの久々F2B通しで、4フライト?

それまで全くダメでしたが、なぜかそこそこOK・OKで、燃費もポンプ12回半逆転でOK

ところが、午後はゴロピカ・ザーザー降りで練習キャンセル・・・・・


得意の出たトコ勝負や!


重点ポイントは、ライン長トータル20Mに詰め、パワー抑えておとなしく飛ばす!


チャリのバーテープ巻いてます



ライン短縮は効果テキメン!、やっと言うこと効くように
エレベーター・フラップともニュートラルを大胆変更、正逆の大きさが揃いはじめ・・・
ハンドル改造してニュートラル調整幅を広げました。
どうも自分には背面時に高度が下がるクセがあるようで、
よりダウン・プルにしないと正逆が合わない・・・・
特に水平時は視覚で自動的に高度調整機能が働きますが、
背面時(手の甲上支持)にはどうしても機体に対して腕が遅れがちになり高度が下がる・・・・



ジャッジペーパー公開




背面ならまかせなさい!

習熟度・高度には○が多いなぁ〜〜、形状は×かよ・・・


このジャッジペーパーは何を意味するか?


良い点

背面や底辺高度、大きさについてはOK
練習量がほとんど無くても、機体調整(リンケージ)・ハンドルニュートラルで克服できることが分かります。
人間が機体のクセに合わせるのではなく、機体(リンケージ)・ハンドルを人間のクセに合わせてやる。
小型機大会で、「アンタは背面低いよん!」と言われた点が解決されてまん。



悪い点

依然として、角物のターンに大きな問題がある・・・・
機体がデカクてゆっくり飛んでるもんだから、ゴマカシ効きません
底辺のターンではイイとこ行っても、上空でのターンに問題が・・・


それは、 揺れる女ごころ!



活き良いよく舵を切ると・・・・揺れる   クソ〜〜見破られている・・・・


ゴマカシてもなんとなくヨタ・ヨタ〜〜

パワーを押さえたスローフライト、直進性も弱まり、テンションそこそこで飛ばしやすいぶん上空で機体がバンクしている時、揺れやすい・・・・
揺れの成分はローリング・・・
上空の角物でテンション甘い時に起こりやすく、ゴマカシがムズイ!

ニュートラルが合っているのか?、底辺は揃っていても点数出ません。

機体の揺れはスタント競技では破滅を意味する・・・




なぜ揺れんの?




今明かされる驚愕の真実・・・



揺れには2種類


ローリング、原因は左右重心位置が起因する、翼面積の左右バランスの狂い・・・・
翼端ウエイトが多すぎると起こることが多い
今回のケースでも翼端ウエイトを減らす方向で調整できますが、テンション減るので練習量を増やさないと克服できず、設計思想?からずれるのでボツ!
低空では問題ないので、発生原因を調査しなくては意味無い?


ヨーイング、主にジャイロ効果で起こり、急激な操舵により機首が内外を向くことで起こる・・・
ジャイロ効果はプロペラを回しているので、逃げられない宿命・・・・
胴体形状で直進性を上げるとか、
推力点を重心に近くするとか


ガルーダは急上昇ではローリング・ヨーイングは起こりません
ところが、上空からのダウン降下、もしくは上昇からのダウン引起しでグラっとローリングする・・・・


リードアウトの位置、翼端ウエイトとかイジってもダメでした・・・・・
主翼アスペクトが小さくてテーパー比が小さいから?
だったらアップ時にも起こってイイはず・・・・・



揺れはプロペラ後流が原因?



エレベーターとフラップは逆方向に動くため、


トルネードのような慣性は無くても、螺旋上の二枚プロペラ後流がフラップ・エレベーターに上下からナナメにぶつかると


視点を変えるとエルロンになる?


なぜ気が付いたか?
水平尾翼が捩れる話と逆転にすると四角宙返りで揺れるという話からです・・・・
なぜ逆転させると揺れるの?
こっちは上空でダウン入れると揺れるんですが・・・・




原因はエレベーターとフラップに当たるプロペラ後流の面積差により機体が捻れてローリングする



んで、どうすりゃイイ?



内翼側のエレベーターの面積を小さくするか、テーパー比を大きくしてプロペラ後流の当たる面積を減らす・・・

つうか、プロペラ後流の当たる面積をフラップ・エレベーターとも揃えてバランスをとるか
胴体下側フィンを工夫して下側からのプロペラ後流が直接エレベーターに当たらないようにする



コレ書いてて、なぜアップ時に揺れにくいか分かってきました。
大会直前に胴体主翼下側にフィンを追加したんですが、どうやらこれがフラップダウン時にプロペラ後流が直接当たるのを緩和しているかも・・・・
胴体上面のフィンとV型垂直はプロペラ後流を整流してエレベーターアップ時に直接当たらないように働いているはず・・・・

であるなら、胴体下側垂直尾翼を増設延長すれば、ワイヤーテンション増に働き水平尾翼の捻れ対策とローリング解消が可能???


近代のスタント機の舵角が小さくなったのはローリング対策から?
ガルーダのようにバタバタ動くフラップ・エレベーターではより一層助長されるかも・・・





んで、ガルーダはどうなる?


もともと点数出にくいのは百も承知でのエントリーでして
別に嘆いたり落胆するはずもなく、問題点が明らかになった以上その解決と克服をどうするか?



もちろん、まだまだガルーダで遊びまっせ!



自分の中で、コリャもう限界?・新しいの作らなきゃ無理!というところまでは行きたいデンナ!




当日のプレ日本選手権のジャッジペーパー





採点競技は難しい・・・・
検定とプレ選手権の点数比較が目的ではありません
自分的には検定の飛びのほうが感触よかったんですが、プレ選手権のほうが点数良くて意外でした。
どちらが正しい?
いやどちらも正しい
最近は大会参加が増えて、心地よい緊張感と充実感が楽しめて大変オモロイ・・・・
ジャッジに対して意見・文句等は何もありません。
文句あるなら参加しなきゃイイだけですから
注目したのは、見方によればそこそこ点数出る可能性があるのと


それなら現状の問題解決に成功すれば



まだまだ捨てたもんじゃナイ!




チョットかじって、上手く行かないから路線変更するようじゃ


世界征服なんぞ絵にかいた餅、夢物語、



オヤジは大志を抱け!



エッ!、     まだまだ勘違いはつづく・・・・