リベンジの時は来た!



大して永くないUコン歴ですが
どうにも納得できない失敗があります。
当時は考えても考えても皆目分からなかった、自分の経験や予測と結果が180度ズレた
あまりの衝撃に其処から逃げるしか方途が無かった



それは、電動ストレガ エロトリック・ハーレム



捉えどころの無い操縦性と失速の連続、ところが着陸グライドは2周するとか


わけワガンネ!


その後、イロイロありました、それなりに理解できたツモリになった?



リベンジするしかないワナ


次世代スタント機なんて花火上げてますが
ラクタースタント機すら理解できないのに次世代は無いべナ!
そんなもん、ヤルだけ無駄!、アホを露呈するだけ


つうわけで、



電動ストレガ、じゃなくて  電動オッパッピ〜〜    作ります  





       イーオッパイ?




もち、名機パイナッピーのパロディ〜




失敗の検証


重心位置
これが最大ポイント
後ろ過ぎた・・・・
グライドは素晴らしく、どこまでも伸びて行くカンジでグ〜〜でしたが
姿勢変化で重心が後ろへ移動すると即破綻する
厚翼は急激に失速する?
ストレガは高アスペクト主翼ゆえ、重心移動に弱い
空気に乗らない、噛まない、グリップしない
操縦していて不安を通り越し、イライラ、そして激怒、諦めに変わる・・・
電動化で重量分布が変わってしまった
リポを重心位置に寄せたことで、テールが重くなった



ノーズの切り詰め
これも致命的
せっかく軽いモーターなのに、30mmも短くしてしまった

失速の嵐


サイサ

モーターマウントや軽量スピンナーでサイサが炸裂
宙返りすら苦労する操縦性
パワーを上げれば、さらに悪化した



高重心

水平安定が超悪、ところがパワーが切れると高性能グライダー?
スパッツもその重量から嫌っていた・・・・
良かれとやったこと全て裏目



リンケージ・動翼の剛性不足

金物の剛性だけでなく、フラップはフニャ・フニャ



第二の目的


九州や北海道への遠征用スタント機として製作します
分解して箱に収納できるように
飛行機・新幹線での移動用






発泡スチロールの廃材を利用した機体スタンド?
コレはGOO〜〜
大型機の製作には好都合、オススメです!
完成後もフィールドでも使えそうデンナ!


進化したストレガARC

MNTインターナショナルより購入
主翼が左右分割に変わり、バルサの質が良くなっています
主翼の捩れはOKかな???
60クラスのスタント機がARCで入手できる時代になりました
カテゴリーはコンペ仕様のF2Bスタント機ですが
世の中そんなに甘くありません
本物のストレガの飛びは見たことありませんが
ARFやARCで本家と同様に飛ぶとは到底思えません
ではなぜ2機も作るのか?
それは可能性を感じるから
ノーマルに作るつもりはありません
可能性を信じて製作する楽しみは模型飛行機ならでは
大失敗するのも楽しみは、新たな発見へのキッカケになる



まずは軽量化


AFCは重い!

電動ストレガ?、いやハーレムは2100gもありました
一応は軽量化したツモリでしたが、甘かった・・・・



目標!、全備1900g


翼面積が50デシくらいですから
全備2000gがリミット、翼面荷重40gはキープしたいワナ


千里の道も一歩から

軽量化に王道はありません
諦めたら終わり、チマチマやるしかない
カッター・ノコギリ・リューターを駆使してバリバリ解体?
リューターのサンダーは大活躍!
先端が入るところは汲まなく削り落とします。
たとえ1gであれ、塵も積もれば、つう精神が大事
解体は剛性を見ながらやるワケですが、ARCは丈夫過ぎるのでかなり大胆にやってもOK?
もちろん、良い大人はマネしちゃダメ!
ARCに高性能を求めるはいけません
悪い大人は自己責任でGO〜〜

Bクランク周りはリードアウト(0.6/7)
DUBROのHDリンクに交換
作業しやすいようにリューターで削ります

強度不要の場所の軽量化は勝負!

水平スタビは鬼サンディングと肉抜きで88g










見えて来た?  理想のカタチ


胴体そして垂直スタビの形状はどうあるべきか?


同じ機体・エンジン・重心位置・重量にも関わらず飛行性能に優劣が出るスタント機
工作精度の違い?
エンジンの良し悪し?
語り尽くせない永遠のテーマかな・・・・
一つのヒントがノーズ長
一見では分からないほどのノーズカット(30mm)でゴミになったハーレム
重心位置が後ろ気味とは言え、機首に十字レンチを付けて飛ばしてもやっぱゴミでした

ここで分かったのが、見かけ上(水平)での重心位置は問題ではないこと

オマケにハーレムは胴体下部後方にフィンを付けために
見かけ上のテールが長くなっていた・・・・


ほんの僅かの変化にも関わらず運動性能が破綻する



もちろん変化させた理由は、良かれと考え実行したわけですが


変化を通り越し、破綻してしまう


言い換えると、もの凄く微妙なポイントでバランスしている



テールとノーズの長さの理想は1:1


分かりやすいのがプロペラバランス
プロペラがどの位置でも静止するようバランス調整をするとき
プロペラ左右の長さを揃えないと苦労するワナ
同様に、姿勢変化で重心位置が変らなければ
安定した運動性能が得られると仮定しましょう



現状のスタント機はすべてノーズが短く、テールが長い


超高性能なスタント機があったとして
そのバランスはピンポイントでしかない
だから同じ機体でも飛行性能がバラつくワケ
そして、そのバラつきはハンパじゃない
だから大胆な設計変更が怖くてできない!



問題の本質は重量分布!



テールとノーズが1:1でない限り
飛行性能は偶然の産物でしかない


この問題に真正面から取組みます



それが胴体設計なのです!


問題その1


現状はエンジン重量から導かれたノーズ・テールでしかない
だから1:1は不可能
現状でのバランスでしかない、つまり成りゆき
設計なんて不可!、成る様にしかならない
エンジンがウエイトになっている


どうしたら、テールとノーズを1:1にできるか?



制約が多すぎるエンジン機

エンジンはマフラーを含め、機体パーツとして最大重量
燃料タンクは燃料を含めるとかなりの重量
燃料タンクの位置はエンジン調整に重要な役割があるので
移動することは不可能に近い
ノーズ部分に重量物がある以上、テール:ノーズの比率を変えることは
きわめてムズイ
この問題に果敢に取組んで現状突破を試みた方々はたくさんいるでしょう
しかしどれもイイ結果が得られない
これもノーブラー呪縛の一つ

設計変更できない宿命では、超高性能スタント機は生まれない

エンジンのパワーアップにともない
重量増になった最新エンジンでは、高性能化の障害にしかならない
ラシックスタント機のノーズが長いのは、エンジンが軽量だったから


やはり軽量なCLスタント専用エンジンを使うしかないのか?



モーターはエンジンに比べて軽量



重いリポは移動可能である


エンジン機を電動化するにあたり
エンジンの位置にモーターを付けて、タンクの位置にリポを積むだけだと
後ろ重心になり易く、ノーズが軽いことが仇になる?
バランスが崩れ、高性能にはならない可能性が高い?
リポを前後させて重心位置を変えることができますが
それではエンジン機と同じ位置と重量分布にそろえることになってしまう?
テール:ノーズを1:1に近づけることがポイント


リポを重心位置に寄せ、
ノーズを延長してモーター搭載をする
テールを鬼軽量化して胴体重量分布を変える


電動の優位性を生かしたアプローチをする




問題その2



エレベーターを1枚にする


スタイルの問題を別にすれば
エレベーターは1枚のほうが圧倒的有利
水平尾翼全体の剛性が向上するので肉抜き軽量化が可能
左右連結のコの字金具が不要で軽量、左右の捻れOK
ダイレクトなリンケージが可能
可動の必要がないラダーを1枚にして、
わざわざエレベーターを左右2枚にする合理性は殆どないワナ
テールの軽量化にも最適


最大の難点はカッチョ悪い


テールが長いとスマートに見える
角モノの直線部分が綺麗に見える
垂直尾翼の効きも大きい?

デザインの可能性を探るしかない
個性的?になることは同じ演技をするスタント機として有利かな・・・・




問題その3



プロペラ後流の処理


プロペラが回転することで、問題点が多く発生
デカイ垂直やフィン、翼端スタビなど色々やりましたが、
プロペラ後流の円筒流の中であれば、問題点が発生し難い
逆に、捻れ気流を整流してやることで
安定した直進性・保持力が得られ、上空でのワイヤーテンションが得られる
垂直尾翼はテールが短くなった分2枚に増やして効率を上げ
ノーズにも上下垂直スタビ(ジャイロスタビ)をプラス




問題その4


上下重心を下げる


ストレガはインラインに近く、プロペラと主翼のスラストラインが30mmしか離れていません
プロペラによるアタマ上げに対してタンク位置にリポを搭載すると
重心が下がらず、水平安定が悪くなる可能性が高い
ハーレムでは水平安定は可も無く不可も無くで捉えどころがなかった
今回はリポを胴体底板に近づけるか、カウリングを下に膨らませてリポを搭載
プロペラも14インチが回せるように
脚を伸ばした上で、スパッツも取付けます







チマチマ肉抜きして90g


エレベーターホーンは1.5mmガラエポ

ビス受けはカーボン

フラップホーン接続部は、シビアなので
ラッキーボックスで製作
自作ホーンの製作エラーをごまかしマンヨ
フラップを捩じるのもカンタンてか?

フラップはフニャフニャなので、ハードバルサに交換
肉抜きして剛性が落ちないように注意しました


リポは下げ底で


主翼取付け前部

主翼取付け後部



フラップホーンは新規製作
K&S3.2mmピアノ線と2mmステンレスプレートをロウ付け







サイサ撲滅委員会



プロペラアダプター一体型のスピンナーを見て思いつきマンタ!
この中にウエイトを仕込めるガナ
コレを使って空転ペラ仕様で製作します

電動機材は日進月歩、どんどんオモロクなって行きマッセ



びふぉ〜〜〜


DDM延長マウント
軸受けが増えることでサイサ周期が分散
エンジンに近い操縦性が実現するみたい・・・


写真のようなプロペラアダプターをこの位置で使う場合
エンジンのクランクケースのBBと近くなりアウターローターの欠点が改善されるみたい・・・


エンジンと等しくなっても
サイサが無くなるワケではない
軸受け位置が変り、周期が変っただけと仮定します



DDM延長マウントを使い軸受けを増やし
理想軸受けを考えたのがコレ!
モーターシャフト前後でガッチリ軸受けを作ればOK?


アウターローターを前後の軸受けで安定して保持


この状態はエンジンクランクシャフト保持を完全に上回る


理想の軸受けによりアウターローターが回転することでのサイサはほぼゼロになるハズ?



アウターローターの欠点はシャフト軸受け位置にありますが

これでインナーローターと等価になるデショ!






コレみて考えマンタ・・・・


問題は突き出したシャフトとプロペラだよ



もっとシャフトを短くしたい!


シャフトを長くするとサイサ周期が変化する
サイサ周期が短ければスタント操縦性には影響し難い
エンジンのサイサが回転数の設定で分かり難くなる理由がコレ
サイサ周期が操縦性に影響しなければOKなんすが
サイサが分かり難く影に隠れると
練習量を増やさなければならないのです
なぜなら、
パイロットに気づかれないように操縦の邪魔をする
風が吹いてプロペラに当たるとテキメンに現れる
しかし、パイロットは練習が足りないと勘違いをしてしまう・・・・
パイロットは練習の虫になるも
捉えどころのないサイサ・・・・
磁石の同極が反発するように操縦をアノ手コノ手で邪魔
ココ一番でサイサの餌食になり失望させられる
スタントが極められない理由がコレ
だから



サイサは撲滅しなければならない!




シャフトが長いことは、百害あって一利なし、理想はシャフト長ゼロ!
長いと振動しやすくなるガナ


求める理想の操縦性はサイサがゼロ、


プロペラ回転をマックウェルの独楽にする必要がある




あふた〜〜〜


写真は45クラスモーターです
60クラスモーターを搭載すると、
軸受けまでの距離はより短縮されます

スピンナーバックプレートに軸受けを限りなく近づける
そして、マウントビスも軸受けの直近に付ける
この手法はF2A・Cと同じ
スタント機では世界初?
劇的な改善が見込まれる?




今回のアイデアは、空転ペラを取付けるために考えました
空転ペラが入るので、逆転駆動ペラは30mmくらい前進
ノーズ延長のテストも同時に行います。
逆転1枚ペラ駆動のみであれば、


エンジン機を完全に凌駕したモノになる!



ホントかよ???





コレ、裏も凄いんです


これでも控えめにしたつもり・・・・
垂直スタビは前後がGOO〜〜
魚のカタチがイイのでは?・・・・




フラップタブは標準装備


コレって効果ありますよ
翼ネジレ対策のようにみえますが
翼端ウエイトを効果的にリフトしてくれます



フイルム貼り直前重量  1050g



全備1900gを切れるか?
微妙になってきました
ARCは所詮ARCなのか?
高性能を期待するのはムリなのか?






フイルム貼り教室


いつも過激な話題ばかりなので
チョイと一服?、気分転換?



サンディング

サンディングは大嫌い、飛行機は飛べばOK、飾りじゃない
塗装すると飛ばなくなる、つう哲学があるので
耐水80〜180番までしか掛けません
終了後、缶のエアダスターでカスを飛ばします(コンプレッサー持ってません)


脱脂


エアでカスを飛ばしたら
念入りに脱脂します


フィルム貼りは脱脂で決まる


復活後に教えてもらいマンタ
素手でベタベタ触りながら製作するので、生地完成ではかなり脂ぎった状態


中年オヤジは要注意だぜ!


加齢臭も付いている?
始めは信じられませんでしたが
この状態ではフイルムが着き難いそうで・・・・

本来ならフイルムは低温でも強固に接着できるそうなんですが
生地に脂が付いているとそうは行かないようで・・・・



脱脂はシリコンオフとキッチンペーパーでする!


アセトンでもOK、しかしテッシュペーパーはダメ!
テッシュペーパーにはシリコンが付いているそうで
逆効果だそうです
ゴワゴワしたキッチンペーパーがベスト

タップリ付けて、ゴシゴシ拭きます


シリコンオフは強力、手垢が取れてキレイさっぱり、素手でやると手も強力に脱脂されマンヨ


脱脂したら、以後は素手で機体を触ってはダメ!

手袋してフイルムはるのはアタリマエだそうで・・・・
プロの塗装では常識です
何事も極めるのは大変デンナ!
私はいい加減なので


シリコンオフで手を脱脂してフイルムを貼ります



フイルムの喰い着きが違います



お試しアレ











電動Uコン最新情報!



電動Uコン緊急電話連絡網で知りマンタ!  不思議だ・・・そんなモノあるんか?


フェニックスアンプのファームがバージョンUP


ファームウエア変更によりCLスタントモードのガバナーが


メチャ強力になる


どれくらい強力か?
FMAタイマーのアラームが分からなくなるほど
と言えばわかるかな



それってマジっすか?


後日詳しくレポートしマッセ!