愛聴盤の紹介


オーディオ技術もUコン同様、堂々巡りで進歩していません
手軽になったりノイズが減ったのは確かですが、聞いて鳥肌が立ち、耳にこびり付く音はなかなか出ない
スピーカの前で感動して動けなくなる音を出したい・・・
つうわけで、愛聴盤を紹介します




アンナ・ネトレプコ



チョット一服

マイブームです
アンナ・ネトレプコは、世界一人気のあるソプラノ歌手
クラシック界のビヨンセと言えば分かりやすいかな
名前と写真くらいは知っていました
そんでも、マリア・カラス、キリテ・カナワと同じ?くらいにしか認識がありませんでした
ところが・・・・
年末のBSハイビジョンでコンサートを見たら、お見事!久々嵌りました
美人で歌が上手なんて形容詞は当てはまりません
情熱的で気さく、そしてチャーミングで愛らしい、背中がゾクゾクする素晴しいステージ
30代の円熟したテクニックと女性的魅力が脳裏に焼きつきノックアウト!
36年前のオリビアニュートンジョン、20年前のサラ・ブライトマン
15年前のマライア・キャリーと同じ衝撃でした



懐かしの女性ボーカル特集



山口百恵


SACDの百恵伝説と聞き比べ
SACDの百恵ちゃんは自然じゃありません、イジクリ過ぎでボツ
CDで聞くと昭和のサウンドが蘇ります、しかし本命はLP
名曲”哀愁”で比べましたが、2曲目の”イミテーション・ゴールド”でノックアウト
今聞いても声の色気にドキドキ
当時のドル箱、百恵サウンドにはCBS・SONYの意気込みが感じられます



中森明菜


まさに少女A、17才、怖いもの知らずの歌声、パンチがあって自信に溢れています
このLPは45回転の高音質盤、なんと本人のナレーション付きでピクチャーレコード
こんなモノがあるとは知りませんでした
カラオケは派手で耳につきますが、ボーカルは自然でOK



ちあきなおみ


このLP探していましたが、やっと巡り合えました
伝説のボーカル、針を落すと昭和の臭いが部屋に立ちこめサイコ〜〜
当時の歌詞は、聞き取り易く説得力があって引き込まれる




いしだあゆみ


75年盤ですから、当時モノではありません
当時の歌謡曲はシングル中心、アルバムという考え方はなかった・・・・
美人で素敵ですが、声がイイ、擦れかかった艶声の塩梅が色っぽく個性的
私は小学生でした、懐かしさと同時にボーカルの魅力を再確認しました
音もイイ



キャンディーズ


私はキャンディーズ現役世代ですが、当時はもっぱらイーグルスであり
かたやモータウンのディスコでステップを覚えるが流行り
アイドルに心酔するのはダサい、キャンディーズはこっそり見るTVでしか知りませんでした
TVは一家に1台、親と一緒にTVを見ることはなく
部屋で一人FENを聞き、最新ヒットをFM東京で知る、カセットでヒスとワウフラだらけのエア・チェック
そんな状況ですから、アイドルのレコード買うなんて論外・・・・
購入したのはつい先日、理由は当時の録音技術を知りたかったから
上記LPすべて今聞いても納得できるエンジニアの拘りが感じられます
もしかしたらキャンディーズは素晴しい録音だったかもしれない・・・・・
見事に裏切られました
マルチモノのカラオケに3人のボーカルは合成されてモノラル、センター定位のお団子
キャンディーズはアイドルとして扱われていてボーカルグループでなかったのかな?
声のハーモニーが素晴しいだけに残念




コレが凄いんよ


興味半分で購入、当時周りでも何人かは会場に行っていたようで・・・
ファイナル・カーニバルはTV放送で見た記憶があります
レコードの状態は大変良く、ほとんど聞いてないみたい・・・理由はすぐわかりました
これは、ライブ・コンサートを収録した音楽レコードというより
1発勝負の生録ドキュメンタリーですわ
後楽園の屋外ステージが目に浮かぶ・・・
音質評価なんぞ論外、演奏中に平気でハウルし音楽だか大騒ぎだかワカラン
ラストコンサートという会場の殺気というか騒然としたエネルギーが爆発
発情した若い肉食系男子が数万結集、狂ったようにステージのキャンディーズに最後の声援を送る
それにキャンディーズが反応、ますますヒートアップする
もちろん大音量再生が条件、音は歪みの大洪水、昭和の臭いがプンプン、サイコ〜〜
このレコードは、音楽鑑賞用ではなく会場に参加した人のための記念品なのです



最後は男性ボーカルを一枚



山下達郎


定番、クリスマス・イブ
45回転シングルでピクチャーレコード
CDをコッパ微塵にする破壊力


コレ、めちゃくちゃイイ音







究極(ピン)の音はアナログ・レコードにある


すでに語り尽くされていますが
説明はいりません音を聞けば、一瞬でわかる
料理やお酒の味と同じ
ただ、究極(ピン)の音を出すのがとても大変なのです



ブルース


このジャンルには詳しくありません
72年録音、ビクターCD4(4チャンネル)録音なんすが、知ってるかな?
コレは音がメチャいい、昭和の最先端技術と製作者のエネルギーがビンビン伝わってくる
元気良かった日本社会の活気と臭いが部屋に充満して鳥肌がたつ
青江三奈のレコードは数枚もってますが、もちろんダントツ
針を落すと、片面ノンストップで聞き入りマンヨ、体が捩れる音がする



ブルースといえば、


淡谷のり子で打ち止め


歌唱力は絶品、超絶テクニック、美空ひばりに匹敵する
美空ひばりはブルースを歌わないから、淡谷のり子がNO.1



テレサ・テンの美声


その昔、男性が強かった時代の女性の弱さ・優しさがビンビン伝わる
こんな女性は絶滅してしまった・・・・
テレサ・テンの良質なレコードは少なく、苦労して入手した1枚



男が弱くなっただけ?


悪ノリして・・・・



カワイイ〜松田聖子


1982、ブリッ子してて本性を表さなかったころの聖子ちゃん
CD登場と同時期ですが、オリジナルはLPでの発売だったかな
大ヒットアルバムのパイナップル、Uコンオジサンたちの憧れ
声に張りがあって、パンチもグ〜〜
今聞いても、快感サウンドですよ


この頃に戻りたい・・・・




ピンクレディ〜


ジャケットで微笑む、ミ〜ちゃん・ケイちゃん
Oh〜〜健康的なお色気が爆発!
音なんかどうでもイイわな
思わず見惚れて・・・・


こんな感じの若い女の子は何処へ消えてしまったのか・・・・




レコードプレーヤーの紹介



寺垣プレーヤー


寺垣氏はかなりの変人ですが素晴しいエンジニア、尊敬しています 


寺垣氏のHP    http://www.teragaki-takeshi.jp/index.html


ゲテモノです、正統派マニアは絶対買いません、見向きもしません、評価も国内ではされませんでした
全ての理論が現行と正反対です、誰もやらなかった、誰も気付かなかった、だからオモロイ
しかし、音を聞いた瞬間、動けなくなった
このプレーヤーとの出会いでレコードの本当の音がワガッタ



オーディオは懐古趣味なのか?


つうわけで


最新のSACDを紹介しますネ


SACDはメジャーレーベルからの新譜はありません
規格自体がマイナー化している、ところが・・・・
マイナーレーベルではSACD満開、EU中心に鳥肌モンのCDが続々リリースされてマンヨ
音楽を愛する人のためのオーディオでなければならない
そんなアタリマエの世界がSACDにはあります



ドボルザーク新世界より


日本のレーベル、指揮者は日本人、日本のオーケストラ、録音エンジニアも日本人
従来この組合せは最悪パターンになることが多々ありました
自信がないのか?西洋人をお手本にして真似したような演奏、録音
日本人のクラシック演奏には無理がある、そもそも文化が違うし、やるだけムダでしょ・・・・


ところが、コレは違います


素晴しい演奏・録音・気迫が伝わり、ゾクゾク、聞き終えるとエネルギーを貰ったかのように感じる
世間の評価は知りませんが、いままで聞いた新世界ではNO.1
何度聞いても、そのたびに感動できる名演奏・超優秀録音




秋の夜長は、ショパン


オランダのレーベル、つい最近サンプル盤を貰って知りました
その中にコレが入ってまして、聞いたら動けなくなった
ピアニストは中国人、サラ・チャンつう女性です
演奏だけ聴くと男性かな?と思いましたよ、テクニックをひけらかすのでななく
ショパンが乗り移ったかと思わせるテクニックと演奏、そして超優秀録音
秋の夜長、コレ聞くと幸せになれる



秋の夜長、ヤッパ月光でしょ


ピアニストは日本人、詳しくは知りません
本場EUのマイナーレーベルから選ばれるだけあって、素晴しい演奏です
もちろん、超優秀録音

子守唄代わりに、ベートーベンの月光のつもりが
聞き終えると感動して元気になっちゃいます




そして、ブルーレイDVD




間違いなく2009のNO.1作品



説明は要りません
テレビで見た人は、映画館行けばよかったと後悔する・・・・・
ホンモノの映画です


エンドロールで立ち上がれない・・・・






愛聴盤の酉は



ナンだぁ〜?  本日、真空管オーディオフェアで発見!



テレサ・テンは伝説のボーカリストだったのか?


このレコード、DMM(ダイレクト・メタル・マスター)、180gの重量盤です
なんだかアタマが変になりそうだ・・・・
ドイツでカッティングしたからドイツ盤、メードインEU、これって歌謡曲じゃ?


目眩がしてきた・・・



CDのオマケつき


同じ内容のCDが入っています、レコードとの聞き比べ用でしょうか?
日本語まじりのライナーノーツがついて、サービス満点!
ジャケット写真とは違うテレサのかわいいブロマイド?が好対照




マークレビンソン氏のサイン?


レコードを手にとって震えた・・・・
M・レビンソンが録音したのか?
これは、現実なのか?それとも夢?、あぁ〜〜神様


聞いてみたら・・・

「Mレビンソンの機器に信号を通しただけです」



オーディオはブランドで決まる!



なんで東洋人は西洋人に憧れるの?
民族の誇りは無いのか?



日本のオーディオマニアでテレサ・テンを真剣に聞いているのは自分だけだろ?
オーディオデモでテレサ・テン聞いたことは皆無、魅力的な美声でまさにオーディオマニア向けと
秘かに自負していましたが、中国のオーディオマニアには伝説のボーカリスト待遇見たいデンナ!
マイッタ!、中古レコード店をグルグル回って探していたのがアホらしくなった
このレコードは超マニア向けで究極の海賊盤でしょ
ご本人が知ったらどう思うか?・・・・


ジャケ写真が怒っているように見えるの気のせい?




見た瞬間、コレは買い!


値段聞いて、たまげた!


¥7980−   あのね、持ってるレコードで一番高価だよ



寄附したと思って買いました



CD vs レコード



空港・つぐない・愛人の3本勝負!



CD



まずはCD
音に透明感と伸びがあり、じつに美しい
「アレ・・・・」「こんな音だったかぁ〜」
テレサの声は、艶やかで切なく美しい、ゾクゾクします
これじゃ、レコードいらないワナ
買った時、 「音のイイCDも入ってますから、お得ですよ」 女性に言われたの思い出した
CD特有のイヤミやレトルト食品のような均一感が全くない


なんかマズイことになって来た・・・・




レコード



CDがあまりに良かったので不安と期待が・・・・
なんだか緊張してきたゾ
高いレコードゆえ、針を落す手が震えるワナ(プレーヤーはフル・マニュアル)
老眼鏡をかけジワリと・・・

音が出て、ホットしました
まさにマスターテープの音、昭和の音、歌謡曲テレサの声も自然
この音この音、鳥肌立ちます
DMMだけあってオリジナルの忠実な再現を目標に作られているのが一聴してわかります
流石、180gのドイツ盤だけのことは・・・・
ヤッパ、M・レビンソンだよ?



デジタルの進化


このCDは復刻盤ではありません
マスタリングで弄り倒している
テレサ・テンを最高の整形美人にしてしまった
お見事です、全くわかりません
凄いワナ、再生音楽に正解は無いのです


詳しくは・・・・http://www.cayinlabo.com/products/disc/index.html


それにしても、驚いた
音声のデジタル・リマスター技術は劇的向上したようで
ナニがホントかウソかの区別がつかない
デジタルと音声は相性が悪く、なかなかイイ音しませんでしたが
時代は変った・・・・


最近話題のビートルズCDも音がイイみたいです
ビートルズCDは音悪くて有名でした
ビートルズ聞くならレコード以外考えられなかったのに・・・・


映像のデジタル・リマスター(レストア)技術は驚異ですが
音声も進化している






名演奏と銘スタント演技の関係


演奏とスタント飛行は同じかもしれない
同じ曲を演奏してその優劣を競う、初めのうちはミスしないことが重要
ノーミスになってくると、奏者の区別が付き難くなる、どれも同じに聞こえる
その段階を過ぎると、細部のテクニックを競うようになる
そして、最終的には個性と解釈の違いによる表現力で競うことになる
それは、気迫とか集中力、ノリとか言う人間の持っている特殊な能力による
同じ曲でも奏者により表現が異なり、聞く人を引き込む大感動の演奏になる
ミスの有無だけで言えば、コンピューターに演奏させればOK
でもそこに感動はない、人間がやるからオモロイし不可解でもある
同じ曲のレコードやCDを買う理由がココにある


この得体の知れない領域が銘スタント演技につながる


気象条件で左右されるのがスタント演技です
気象条件のエラーが無い好条件下での競技でこのことが言える・・・・
イヤ、それだけでもない・・・・
スタント演技の奥深さがココにある


たまには、違う曲も・・・・