サイサ撲滅への戦い


短小です!


そしてD・ワッシャーは無くなった



コレ見てピンとくるかな・・・・


基本的には軸受けとプロペラの位置関係はどうでもイイと仮定
スピンナーウエイト量で考えるよりシャフトのテール:ノーズで考えるべきではないか?


シャフト全体で考えるのが本筋

スピンナーウエイトは前後重心位置を調整するのと同じ、
スタテック(水平)で考えるのでなく、ダイナミック(姿勢変化)で考えると


テール:ノーズは1:1が理想?




プロペラ周辺をイジルと飛行性能が激変


操縦性はもちろん、音まで変ります



機体をイジルよりプロペラ周りを変えるほうが変化が大きい


従来言われてきた、「飛ぶ・飛ばない」は
サイサの問題に集約できるのではないかと考えています
なぜなら、外観が酷似しているにも拘らず、見た目の飛行性能が違いすぎる
それは練習量であったり、調整とか言う
エンジンの違いによる操縦性違いがあるみたい・・・・
定評あるエンジン(LA46とか)とそうでないエンジンがある
クロス/シュニューレ以外の要素があるのでは・・・・
エンジン調整ではなく、生まれつきの性格みたいな部分が・・・・


プロペラ選択にアタマを悩ますフライヤーはたくさんいますが
プロペラ変更でイイ所探りしか方法がありませんでした
なぜプロペラを変えると飛行性能が変るのか?
ブレードの重量・幅・厚み・ピッチ分布などポイントが多く整理できない


最も問題なのは


普遍性が無い



ケース・バイ・ケースでベストの選択が変る


回転数の変化でサイサの出かたが変る
高回転になるほどサイサのエネルギーが大きくなる
しかし、この関係は正比例ではないと感じています
サイサが振動であると仮定して、エンジン振動とのハーモニー(斑)が起きているのでは?
モーターはサイサ振動だけですから、回転数に比例してサイサエネルギーが大きくなる


目指しているのは


回転数の変化に関係なくサイサが減るポイントであり
サイサのキャンセル要素が回転数以外にあるのか?





もっと厄介なのが人間の性能


練習しまくると(操縦技術が向上すればするほど)、身体的補正能力が向上して問題点がボケる
機材のエラーを自動補正できる能力が身についてしまう
それをアタリマエのこととして学習(認識)してしまう可能性があると考えています






○●サイサ曲線



○●Uコン用語:サイサバンド


プロペラ回転数変化に対する操縦性がベストになる幅のことをサイサバンドと命名しました。
スタント操縦性は大半はサイサバンドの幅で決まるのです



エンジン(サイサバンド b)


ある回転数になると操縦性は大変よくなりますが
サイサバンドが狭い、「スタントを征することはエンジンを征すること」
と言われる所以がコレ、ナニがなんでも、ベストの回転数を維持する技術が求められます
気温・高度などエンジン動作変化に対応する経験・データが必要



モーター(サイサバンド a)


エンジンと違い気象条件の変化に強く、
デジタル制御のブラシレスモーターは圧倒的に有利と考えましたが
アウターローター型は、サイサ悪戯の問題が低回転から表れるため、
一般的にベストの操縦性(サイサバンド)はエンジンより低回転になります
ココが電動は非力と見られる原因だと考えています
パイロットが良かれと調整しても、外から見ると非力にしか見えない・・・・
パワー(回転)を上げると、ジワジワ飛ばし難くなるジレンマに襲われる(電動批判ではありません)
サイサバンドが低回転域にあり、回転上昇に伴う急激な操縦性悪化がおき難いのが特徴



目指す理想(サイサバンド c)



回転数に関係なく広大なサイサバンドを獲得すること


理想実現に最も近いパワーユニットはモーターだと考えています
低回転から強力なトルクを発生するモーターは、トルクカーブがピーキーな小型単気筒エンジンに比べて
出力調整がワイドでデジタル制御ですから圧倒的有利になるはず



アウターローター上にプロペラを取付けて前後位置が調整できれば・・・・


クルマのホイールのオフセット調整と同じことをするんよ


アウターローターにペラが付けられるように加工・・・・


アウターローターをクランプするように・・・・




オモシロそうでしょ・・・
つうわけで、来年の木村大会のお題が決まったネ
賞品で頂いたS・ハリケーンが生贄になってもらいましょう!






GOGO中部大会の巻き



スタント機の性能はサイサで決まる


いつもの土壇場勝負(水曜日の夜)・・・・
2種スタントをどうしようかと思案中・・・、コレに決めました!
ギヤダウン方式は、サイサ問題を解決してくれる可能性があります
軽量メインシャフトに付いているのはプロペラだけ、シャフト重心位置について言えば
理想実現が可能になります
2005年当時はそんなこと考えもしませんでしたが
4年経って研究成果を確かめる絶好のケースが、最初の電動機だった、つうワケです

リポも4年前のモノしかなくて・・・・
ショーモ無いので、ワールドモデルスに買いに行きました
しかし、お目当ての450は在庫切れ、3S 360しかなくて、高性能25CだからOK?
2種だし、ラップ3秒だから1分で20周もしちゃうワナ・・・

ところが

前日練習、風対策でビンビンパワー出すと、360じゃ足りないジャン
頭上8まで持たないヨン!
速攻でアキバへ出撃!、途中リトルべランカに寄ったら店が無くなっていた・・・
オレは裏死魔太郎なのか?

RCチャンプに行ったら、リポが殆ど無い・・・・
電動アイテムはネット通販が常識みたいで、模型店にはありません
ヤバイよ〜〜、でもフタバに行ったらハイペリの3Gリポがありました

それにしても、リポは安くなりました
安価にやるなら電動かもしれません


保温対策に、魔法のサンダーロンフェルトを巻きました


さてどうなる? お楽しみ・・・



サイサ対策の全容公開!


鉛ウエイトは20g、ドライブワッシャーはもっと薄くしたいですが・・・


それにしても、軸受けからの距離をもっと短くしたい



タイマーはJMPからFMAにグレードUP!
つうか、短時間に仕上げるためにはコレしかない
サンダーロンフェルトのオマケつき



アンプにもサンダーロンフェルトを貼ってグレードUP?




小型電動はオモロイ!
たった2日、久々ハマリました、ライン7Mで手が届きそうなパークフライヤーですが
面白いように飛ぶし、イジルとメラメラ反応して大笑い
Uコンの面白さ全開!




ガルーダはコチラ










サイサとは


Uコンスタントとサイサの問題について過去に語られたことはありません
まさに珍説爆笑、寝耳に水、さっぱりワガンネ!つうことかな?
そんだば、詳しく説明いたしやしょう!
サイサとは、最も身近な問題なんすよ
スタント機の調整で最もアタマを悩ませるのがプロペラ選択とパワーセッティング
なぜプロペラやパワーを変えると飛行性能が変るのか?
なぜ同じ機体・プロペラでもエンジンを変えると飛行性能が変るのか?
電動とエンジンではなぜ飛行性能が違うのか?
Uコンスタントとサイサの問題は切っても切れない永遠のテーマなんですよん
サイサの問題が解決すれば、現状の単純パターンはあっさり満点になり変更せざるを得なくなる
もちろん、練習しなくてもOKなんて言いませんよ、本当の意味で身体能力が問われることになるだけです
努力・練習すればイチローになれると思っている方はいないのと同じです
たとえば水平飛行は操縦だと思っている人は、たぶん一生水平飛行はできません
なぜなら、真っ直ぐ走らないクルマを必死に真っ直ぐ走るように運転しているのと同じ
偶然性が高い要素(気象)を練習でカバーするのは無理
偶然性は千差万別であり練習で克服するのは不可能です
風が吹いただけで水平飛行しなくなるのはなぜ?


クルマのタイヤ・ホイールを例に


ぶっ平らな広い道があったとしましょう
もの凄いエンジンを積んだスーパーカーが在ったとします
アクセル全開!、ベタ踏みでGO〜〜
ところが、ある速度を境に車体がフラ〜フラ〜
ハンドル握る手に汗が・・・、必死に握り締めて頑張るワナ
同じ状況が水平飛行で起こっているだけなんよ
タイヤがある回転数を越えるとサイサ運動を起すワケ
上の写真がフロント・タイヤだと思ってください
大抵は、タイヤ・サスやシャーシが弱いからだと勘違いする人が多いんですが・・・・
原因の大半はタイヤ・ホイールとシャフトの位置関係にあるのです
真っ直ぐ走らないクルマじゃ勝てないでしょ
ハンドリングとは、直進性能を競うことではありません
不安定なクルマで思い通りにコーナーリングできますか?
そんで、真っ直ぐ走らない(不安定)だけじゃ済まないのよ
コーナーリングに入ると、まるで運転者の邪魔をするかのごとくサイサが出でる
ONザ・レールのように走らない
現状のスタント機では、ペラとシャフトの位置関係を変えられないため
回転数とサイサが密接に絡んで操縦性を支配しているのです
ペラを変えると飛行性能が変ったり、ニードルをドジるとメタメタになるワケ
ピタリと手に付いてくる操縦性とは、サイサ調整が大きな鍵を握っているのです



コレが○●サイサ爆笑理論よ



そんだば、どうすりゃエエのか?


クルマの例で説明すると
ホイールのオフセット調整でサイサが減る位置を見つけマンヨ


フロントとリアではオフセットが違うのが分かりますか?
フロントはリアよりプラス・オフセットになってオマ
リアがなぜフロントよりマイナスなのかは、シャフトを見ればわかりヤス
もちろんベスト位置はほんの数ミリで変るのでシビアに調整します
タイヤが変れば、もちろんオフセットを変えなくてはダメよん
つまり、重心位置調整なんよ



この写真はトラックのフロントタイヤ
見ての通り、オフセットは極限までプラスになってマンヨ
超重たいタイヤ・ホイールですから、ステアリングでサイサが超出やすいワケ
バスやトラックはレーサーではありませんが、確実(素直)なステアリング性能は必要



この考え方をスタント機に応用すると


分かっちゃいるけど・・・・
どうすればエエかはまだ正直分かりまへん


今の時点で分かったことは・・・・


プロペラは


軽いほどエエんだわ
同じく回転するタイヤ・ホイールに例えれば分かりやすいかな・・・
でもね、落とし穴があるんよ
軽いペラはシャフト重心を後ろに下げちゃうのよ
ここの解明に時間が掛かった・・・
FX91のペラを重いAPCから木製ペラに変えても操縦性に変化が無かったのよ






番外編


オーディオのサイサ物語




オーディオとUコンは似ている?


息抜きに話題を変えましょう
私の趣味の一つに自作オーディオがあります
高音質の高級ブランド品に憧れたり、所有して使うことには全く興味がありません
最大の理由は経済力が無いことですが・・・・
仕事では超高級品を販売しています、なんか矛盾していますが・・・
物語を最後まで読めば納得してもらえるかな???


オーディオ・エレクトロ二クスはシンプル、まるでUコンの様です
シンプルゆえ商業ベースになりません、オーディオ・エレクトロ二クスは伝統工芸だと言われています
進歩のない旧態依然のカタチ、真空管はバリバリの現役かと思えば、PWMのデジタルアンプまで
FOX35とブラシレスモーターの関係と似ている
オーディオに対してビデオはデジタル化でパソコン対応、簡単操作になりましたが、
技術は複雑高度・高速化して自作は無理、まるでラジコンプロポの様
オーディオ・Uコン共に昭和の遊び、当時は最先端だった・・・・

自作オーディオの原点は、ローコスト志向なんですが
自分が作ったアンプ・スピーカーから音が出る時の快感は初飛行のソレと似ています
大抵の自作オーディオは、お手本になるモノや信仰対象のご本尊があり
大先生と言われている方の模倣が殆どです
なぜなら、長い歴史で研究し尽くされている感があり
後追いで新理論・新発見はあり得ないと思われてまんガナ
伝統工芸ですから堂々巡り、なんかUコンと似てるでしょ
だから正統派のお手本やご本尊を否定すると袋叩きに遭う(Uコンと同じ)
大昔はぶっ飛んだ考え方をする大物先生が数人いまして喧々囂々、
オモロイ展開もありましたが、現在ではマンネリ、皆同じようなモノ(正統派)しか作らなくなった
ところが、オーディオにはワケの解らない謎がたくさんありまして・・・・
なかなか思い通りにならない(まさにUコンと同じ)
定番と言われている理論で作ってもイイ音になるとは限らない
つうか、イイ音なんぞ聞いたことが無い(絶えず不満を感じて・・・)
それどころか、同じ回路(設計図)でも作るたんびに違うなんてアタリマエでワケわかんネ
まるでスタント機・・・・
注目点はどんどんミクロになり、部品の銘柄・精度、電線の方向とか、どうでもイイことばかり
シンプルゆえ着目点が限られてしまうワケ
一例を挙げると、トランス
巻き方・コアの材質・線質・容量・個数などいろいろスペックがあり、拘りの塊りなんですが
トランスとは変圧器、変圧する必要が無い設計をすれば無用の長物デンナ
「トランスなんかいらネェ〜よ!」すると
「オマエはナンも分かっていない!」そして袋叩きの刑に・・・・

自作オーディオに公式競技会はありませんが
作るからには勝負したくなるのが人情でんガナ
「オレが作ったアンプが一番やろ」
「○●ハッキリつけたるわ!」
専門誌のコンテストに応募したり、好きモノが集まる競技会?に参加して遊んでいました
もちろん私が作るアンプは前例の無い超ゲテモノ、タブーの塊り
せっかく作るならモノマネの延長ではオモロクない、失敗するなら徹底的に失敗したい
ところが、ごく普通の音が出ちゃうのよ
変な音が出ればオモロイのに・・・・・
極端な個性を前面に出した設計にも拘わらず、個性的な音にならない不思議さ
評価も様々で、ある競技会?ではトップで絶賛され、しかし別の競技会では門前払いのドべ
音質採点の捉えどころの無さが良く分かりました・・・・
アンプを自作して競技会に参加してくるツワモノ連中ですから、その差は極僅かしかありません
○●ハッキリ付かないんよ
言い換えると、みんな同じ音で突き詰めると真空管トランジスタの差などどうでも良くなる
音がメチャメチャ個性的なら別ですが、個性的に作っても思うように個性が出ないジレンマ
そんなこともあり、回路設計に興味が無くなりました
苦労?して変態設計してもオモロイ音が出ないワケ

ところが・・・・

世界には天才エンジニアが数名います
全世界の99%のアンプの音は一派一絡げなんですが・・・・
超高級品の1%は別でして、背中がゾクゾクして鳥肌が立つイイ音がします
理由はわかりません、日本メーカーがマネしても同じにならない
回路図(設計)をマネしてもムダ、神秘的要素がある
カタログ・製品説明を見てもイイ音の理由などわりません
もちろん秘密を明かすなんて考えられない
サラリーマンの年収でも買えない高額アンプですが、内容を見れば普通のアンプと同じ
ふざけた話ですが、イイ音なので文句言えない・・・
そんな秘密を暴くことが趣味でして・・・・
秘密を知るには、身近でなけえば知りえないでしょ


詳しくは   http://d.hatena.ne.jp/arcs2006/ を見てください