しつこくガルーダ!  5年目の正直?(飛ばない機体は長持よ)



来週かと思っていたマスターズが、確認したら今週末だって・・・、マジかよ、かなりヤバイわな・・・
FMA大会からUコン触ってません・・・
こうなったら、最後の手段、練習しない攻撃、練習しない光線しかないワナ
エッ・・、いつもの事デンナ!




サイサ対策


ドライブワッシャーをOS61SXに交換、スピンナーBプレート取り外し

ドライブワッシャーは91FX純正より2mm薄くなり
バックプレート厚5mmは無くなりました


合計7mmもプロペラがフロントBBに近付きました


それがどうした?

この写真を見て気が付いた・・・


ドライブワッシャーとスピンナーバックプレートが一体になっていて
ドライブワッシャーがクランクケースに喰いこんでいる
フロントBBとプロペラを近づけている

もっと凄いのが、スピンナーBプレート兼ドライブワッシャーの固定が
テーパーコレット
これって、電動ジャン

コレなによ?



サイサ対策の第一歩は、
プロペラを軽くすること(エネルギーが小さくなる)

突き出したプロペラシャフトを短くすること(仮定)
サイサ周期が変り(短くなる?)、エネルギーが小さくなるかも?
ドライブワッシャーを薄くすることは有効かもしれません




スピンナーウエイト


鉛ウエイト2枚プラススピンナーナットで100g
プロペラシャフトを短くして、ペラ前側にシャフト重心位置が来るように変更
スピンナー先端にウエイトを積むと、シャフト延長と同等になり
サイサエネルギーが小さくならない?
サイサ周期が短くならない?




上下重心



重い 純正マフラーを付けて、重心位置を下げました
翼端ウエイトもステーを付けてワザワザ上げていましたが、翼内に移動しました


設計当初は、倒立マウントではなくサイドマウントのほうが
上下重心位置がインラインに近付くため有利だと考えていました
マフラーを軽量化したり、脚を軽くしてできるだけ重心を上げるように努力しましたが
どうやらすべて逆行していたのか?
重いタイヤがホスイ・・・



インプレ・・・・


仕事放棄、雨の中、無理やりテスト?
劇的改善された印象はありませんが、確実に改善されている・・・
より高回転での飛行が可能になっています
21.5Mのフルスペックラインでラップ5.3秒、飛行速度92km/h

タイムオーバーのリスクは減ってきました
図体がデカく、抵抗の塊りゆえ、サクサクとは行きませんがヨタヨタ感はかなり減ったガナ
レダレの飛びがシャキとしてきた?
パワーアップにともなう水平安定の悪化や暴れまわる操縦性は影を潜めた・・・・
しかし、スピードアップに伴いワイヤーテンションが増大、操縦が辛い
対策として、翼端ウエイトを100g(凄いデショ)から70gに減量
まだまだ減らせそう

ベアリングにガタがあるの上、細かいサイサ振動が発生している?
エンジン音は甲高く、もの凄い回転数で回っているカンジ・・・・
エンジン音と回転数の相関関係が分かり難いワナ
しかし、ピッチの低いサイサは抑えられているので、操縦に対するイヤイヤはかなり減った
オモロイのは、回転数を上げたほうが飛ばし易い
ニードル絞るのに勇気は要りません?

RC用91FXはハイパワーで、どうしたらパワーを抑えられるかが初期の課題でした
身の危険を感じるワイヤーテンション、暴れ回り全く言うことを聞かない操縦性
どうしたら大人しくなるのか?
気温が下がってくると、怖くて飛ばせない



必然として

パワーを下げ、スピードを下げ

ウエイト積んで、ワイヤーを短くして、ヨタヨタ飛ばす

風が吹いたらゴメンナサイ!



ハイパワー超大型機の良さがぜんぜん出ないジャン!


やっぱデカすぎたのか?


しかし・・・



ようやく突破口が見た? ホントかよ



久々飛ばしたガルーダでしたが
オモロイ・オモロイ!、超駄作であることは確かですが
変化を感じながら遊べる、正解は無い(前例が無い)から正解探しがオモロイ
良かれと改造したことは、殆どダメだったのは笑える・・・
いろんな事を教えてくれる
スンナリ行かないのもオモロイ、


そんで、不思議と落ちない





決戦前夜?


勝負D・ワッシャーの製作



練習しないで勝つには、サイサを減らすしかない・・・・



極薄ドライブ・ワッシャーを作りマンタ!(もらった)


TOJO_SHOPの東條さんが登場



左:OS61SX 右:91FXから削りだし


12mm(ストック)から5mmへ激薄加工、ヤケクソ?


固定用キーが大きくハミ出して(横チン)・・・・



ドライブワッシャーを薄くすることで、プロペラサイサが減らせるかもしれない
原理は、クルマのホイールオフセットを+側にするのと同じ
カーマニアなら体験的にハンドリングが向上することを知っているかな・・・・

クルマと違うのは、スピンナーウエイトが必要なこと?
理由はわかりませんが、ウエイトが無いとサイサが減らない
ウエイト量により、サイサ振動が大きくかわる(音で分かる)
ウエイト0だと、サイサ振動は起きることなく滑らかに回転しますが
飛ばすとサイサで操縦を邪魔されます
ウエイトを増やしていくと、細かいサイサ振動が始まり甲高い回転音になります
と同時に、操縦性が向上するのがよく分かります
今回、ドライブワッシャーを薄くしてフロントBBにプロペラを近付け
ウエイトをより一層増やして様子をみます




吉とでるか凶とでるか?






マスターズ of スタント 2009


ガルーダはどうなった?


前日練習から参加、しかし・・・・


強風


つうわけで、強風テスト開始
3年位前にCHAC海老名飛行場で強風時にガルーダで酷い目にあいました
当時は風吹くと、ガルーダは手に負えない飛行機
水平飛行でスラロームするわ、低空と上空でテンションが大きく違い
加速が始まると、運を天に任せるしかなかった・・・


3年前・・・・捨てて帰ろうとマジに思った


風大好き!


コレも強風で・・・・


わたし、風が好きでして・・・
スタント練習と言うより、飛行機設計に興味がありますから
風吹くとどうなるかは最大の関心事です
上手く飛ばない、怖い、落とすかもしれない、練習にならない
だからオモロイ、高性能機は風に強いことが絶対条件デショ
強風はスリルとサスペンス、そして重要なデーターが採れる


風に強い条件は、ハイパワー(プロペラ風量)


以前のガルーダは、ハイパワーを持て余してコントロールできない
ハイパワーでナニが起きるか?


それは、サイサ


だからパワーをドンドン絞る、サイサが減って操縦性が向上したようになりますが
それは見せかけでしかない
風が吹くと一変、全方向から風が当たるUコン機はモロに影響されます
ガルーダのようなデカい機体は風に当たる面積もデカイ

風に勝つためのハイパワーは、サイサの餌食でコントロールできない
サイサのことを以前は、直進性の増大云々と書いていました。
どうすることもできないジレンマ


サイサを減らせればOK


それが、軽量クランクシャフト、軽量ペラ

そして、シャフト重心位置に繋がってきました
スピンナーウエイトで操縦性を変えることができるのか?


今注目しているのが


軸受け位置とプロペラ位置の関係


プロペラが回転することでサイサが起きるなら
その周期を変えて、操縦性を向上できないか?


前日練習とは言え
ダ〜レも機体を用意しません
60クラスのスタント機が嫌がる風が吹く中、テスト(練習)開始!

加速はするわ、テンション増大でワイヤー(0.6/7)が伸びるわ、怖い恐い

そんでもF2Bできました


大躍進です



怖くてナニもできなかったガルーダが飛んでいます

M爺様に、強風時のパターン位置を聞きましたが


「我慢するしかない!」    ヤッパそうか・・・・


強風時のアドバンテージは電動にある


エンジンにはガバナーが無い

スロットルが一定で負荷が抜ければ(追い風で)どうしても加速してしまう
スロットルを閉めればエンジンブレーキがかかりますが・・・・
電動ガバナーは、回転数を見ながらスロットル?の開閉をしていますから
負荷が抜けても加速し難い
2STのチューンドパイプ(排気同調)は電動ガバナーに近いかな


強風の中2回練習
そんで、夕方風がやんでから勝負の練習、都合3回で終わり・・・・
正直、Dワッシャーの効果はワガンネ!
また失敗したか・・・



そして本番!



前日とは違い晴天微風、絶好のコンディション




提供:BV写真館 毎度ありがとうございます



D・ワッシャーの削り効果でしょうか
好条件にも助けられ、操縦していてメチャ楽しい、邪魔されるカンジ(サイサ)が少ない
デカイ機体を思ったラインに載せられる、「アレ・・???」が少ない
ハンドル操作が迷うことなくできます
4日前に大会を思い出したくらい練習していないことがウソのよう
今年は電動オッパッピーが九州でバラけてしまいボツ!
デカ電動YAK54か電動ノーブラーのサイサ対策バージョンでエントリーを考えていましたが
そんなカンジで時間切れ、FMAの大会以後ハンドルは握っていません
ガルーダがスグ飛びそうだったので以前から考えていたD・ワッシャー薄削りでGO〜


91FXのパワーは過去最大に上げています
クロッツ・ヘリSP15(オイル18%)を230CC燃やし
XORコピー16*6をビンビン回しています(回転数未測定)
ライントータル21.5M,全備3500g、主翼面積90デシ
どう考えてもムズイわな


演技も後半に行くほど、ハンドル操作が滑らかになり
角8は、過去最大のデキ、アワーグラスは快感でアドレナリンが出たワナ


しかし残念ながら、気温上昇で様子が変り、タイムオーバー(7分4秒)


超大型機は、GPタイマーが必須のようです
タイマーがあれば、燃料満タンで出発前にタコメーターで確認できる余裕が生まれ
燃費に関係なく6分50秒台で確実に演技終了が可能




恒例のジャッジペーパー公開


ダントツ最高得点で不採用だった古川ジャッジのペーパーです



着陸点入れると、900点オーバー! 





大変ご馳走様でした






マスターズTOP3を見て・・・・


予選

H師範がダントツ!
素晴しい!、去年の飛びとは段違い、往年のSハリケーンを見るよう
○が美しい、角の抑えと直線の出かた、タメ息出そう・・・
F2Bの見せ方を熟知しているかのような飛び、感動しました
Sハリケーンってこんなに高性能だったの?
昨シーズンとの違いが理解できない・・・
このままチャンプになりそうな勢いをカンジました


M松さんは
まるで様子見のような飛ばし方、見方によれば探っているような飛ばし方
無難にまとめてとりあえず・・・・かな


ペガサスさんは
あらま、どうしたの?
水平低すぎ、50センチ以下まで下がる
ところが、背面はOK(ハンドルニュートラルが狂ってるワナ)
そんなモン、釈迦に説法とは言え、「どうしたんすか?」
底辺が合わず???


決勝

M松さんがホンキ出した!
本番BM(タイフーンは3番機)ではないにせよ、予選とはダンチの飛び
凄い底力を見せます、予選では逆モノが苦手なの?
と思いましたが、決勝ではそれを吹き飛ばす飛びを披露
思わず唸った・・・・


H師範
予選で全力を出し切ってしまったのか・・・・
言葉で言うとムズイですが、なんとなく精彩を欠いた飛行
予選の感動がない、この違いはナンなんだ
F2Bの奥深さがココにあります


ペガサスさん
コレには驚きました、予選のミスをキッチリ修正している
正逆のニュートラルが見事に一致!
マジで身体能力はNO1デショ、普通はできない・・・・・
ペガサスさんに機体調整は無縁かも
動物的操縦能力を見せつけられた、彼にサイサは関係ない




注目はボロイ電動機?を飛ばす毒舌軍曹

ベスト3と甲乙つけがたい電動F2Bでした
素晴しいパワフル電動F2B、サイサをぶっ飛ばす「そんなモン関係ねぇ!」
グタグタ抜かす暇あるなら練習しろ!



Uコンの奥深さがココにある?



F2Bサイコ〜〜〜





着陸ってナニよ?



スタント競技としての着陸

恥ずかしながら、マスターズに参加するまで正式ルールは知りませんでした
つうか、完全に忘れていた
大昔、手を上げて着陸していたころはもちろん知っていました
ところが・・・・
以前から自分の着陸点が低いことは認識していました
平気で4点とかもらってましたが、本人は失敗した認識がない・・・
ナンでだろ???
バウンドしたわけでもなし・・・・


気付くと


着陸の練習をしたことがなかった・・・


エンジン・モーターが停止したら、滑らかに着陸すればイイと思ってマンタ!

考えることは、3点着陸で行くか、接線着陸で行くか


普段の飛行会では、助手の機体回収が楽な位置に着陸させますし
一人で練習する場合は、自動発進機の近くに着陸させることを考えます
つまり、最終停止位置を予め決めて着陸させる
これでは、着陸の練習にならないことがワガッタ


着陸のスタート

エンジン・モーターが停止して、高度が1.5Mになった位置がスタート


着陸のエンド

スタート位置から1周を滑らかにグライドさせ
スタート位置で接地させて地上滑走させて停止がエンド


パイロットがスタート位置をハッキリ認識、グライド開始
きっちり1周グライドさせてスタート位置で接地させ地上滑走して停止
機体が最終停止する位置はどうでもいいワケ、スタート位置が重要


ジャッジはスタート位置を見て、接地位置を見ている
もちろん滑らかに降下させるのは前提で
接地後バウンドは大減点、転覆すると0点?


プロペラ停止後、1周かけて離陸の反対をすればOK



この話し、予選前に毒舌軍曹さんからご教授受けマンタ!



忘れてマンタ!   タイムオーバーじゃ関係ないけどネ





タメになる話、その2


アワーグラスの底辺の長さは?


間抜けなハナシ、予選前に同じく毒舌軍曹に質問
「そんなこと、競技前に聞くなよ!」ごもっとも・・・・
ナンセ、たま〜にしかF2Bやらないモンで・・・
疑問に感じた時に聞くのがイチバン


イメージ的には三角宙返りを上下に逆付けしたのがアワーグラス

つうカンジでやるとダメなんよ
末広がりの潰れたアワーグラスになる上、4画目のエッジが出ない
オマケに、底辺が鏡餅のように広がり角が丸くなる・・・


答え


「四角宙返りの底辺と同じ長さにする」



タメになったかな?


アワーグラスのターンは120度ではないようです


この話しはまた今度・・・・






うるさいガルーダ


マスターズでガルーダの飛行を聞いた(見た)人はお分かりですが
大変ウルサイ!、凄い騒音、ナニかが共振している音
エンジンの排気音ではありません


ベアリングが壊れている?

直感的に考えられますが・・・・
タブン違います
大昔、ベアリングのゴロでさんざんENYA45BBのベアリング交換をしましたが
こんな音はしませんでした
OS61SXはベアリングがサビだらけ、ゴロゴロで交換しましたが
こんな音はしませんでした

D・ワッシャーの厚みを変えたり、スピンナーウエイト量を変えると
音が変化します


コレがサイサ振動?


独楽で言うと、「暴れている」と言うみたい
理想は芯がブレずに静止しているかのように回ること
理想重心位置(マックスウェル独楽)にならないとサイサは無くなりません?
問題になるのが、サイサ周期とサイサエネルギー?
周期の長いサイサが操縦性に影響すると考えます
周期が長いサイサは振動しない変わりにユラユラ操縦を邪魔する
周期が短ければ振動は音になり、エネルギーが分散され操縦性に影響し難い


スピンナーウエイトをゼロにすると静かになりますが
操縦性は悪化します(邪魔される)



つづく・・・