上達しない飛行技術?


UコンのF2Bに代表されるスタント飛行は完全なスポーツと言えます。

例えで言えば、ゴルフとにている?、ひたすら反復練習と集中力を研ぎ澄ます・・・・・、でもゴルフは毎回同じコースでやるわけではありません。

F2Bは何十年もパターンそのものは変っていません。

現在のトップフライヤーの通算フライト数は数十年のキャリアから10000回をゆうに超える練習、朝錬なんてアタリマエ!、現在進行形で日々反復練習、それ自体凡人には不可能ですし、プロフライヤーが存在しない?、スタントの点数で収入に天と地の差がないにも関わらず、Uコンに掛ける情熱は尊敬に値すると思います。

そしてそこまでやっても極められないF2Bの奥深さ・・・・・常識では考えられません。

もしかするととっくにF2Bは極められていて、知らずに同道巡りをしている?・・・・

それくらいUコンはオモロイですが、この事実から復活オヤジで身体能力が低い凡人がいまさら練習しても一生追いつけない、まともに考えればトーゼンでしょう。



この既成概念をブッ壊したい!



なぜそれほどまでに練習が必要なのか?
持久系スポーツではないのに、練習にブランクがあるとなぜ操縦技術が低下してしまうのか?
はたしてF2Bを極めることはできるのか?
なぜ同じミス・クセを繰り返してしまうのか?、たとえ猛練習により克服できてもサボると・・・・

さんざん練習してある答えをだして・・・・・でも競技会での勝負で・・・・

それは練習が足りないから?、イヤ、練習方法が間違っている?、指導方法が悪い?・・・

メンタル面が弱いから?・・・・

メンタル強化を含め練習中毒で体の隅々まで、イヤ、DNAに操縦技術を刻みこむ努力が必要・・・・


この呪縛を解く方法はあるのか?


これら問題の最大原因は・・・・・



機体の飛行性能が低いから!




飛ばないor飛ばせない飛行機で練習しても時間のムダ!


人間は加齢とともにドンドン鈍くなるもんです。

たとえば、バイクに乗っても、スキーで滑っても40代・50代になれば20代のようにはできません、アタリマエです。飛ばない〔飛ばせない〕機体をイジクリまわして調整したところで所詮ムダ!
アタマでは完全に理解できて完璧なイメージでも、機体の飛行性能が低いから、思い通りに飛ばない、言うこと利かない、猛練習でしか克服できない、こんな風に考えても間違いではないかも、と言うか、そう考えなくては未来がありません

考え方の支点を変える・・・・、人の1/10イヤ、1/30の練習でOKな飛行機を作ればイイ?、世間で高性能と言われている機体や同じハードウエアで練習してもせいぜい人並みにしかならない・・・・・・

話はじつにカンタン明解・・・・・なぜ飛行性能が低いのか考えてその解決をすればイイ。

1.飛行スピードが速い

一周ラップが6秒として、競技時間は360秒(6分)ですから、60周可能になりF2Bは十分可能です。
ラップが5秒から6秒になれば飛ばし易さは雲泥の差、パターン修正や引き起こしのポイントが楽になって・・・・
でもラップ6秒ではヨタヨタで演技できない?ここが・・・・
スタントでのミスは大半がスピード低ければクリアできる?・・・・・


2.ターンや旋回性能が低いため思い通りに飛ばない

3.ワイヤーがたるみやすい、その反対で引っ張り過ぎるてもダメ

もしワイヤーが弛まず、細い割り箸の先に飛行機くくりつけたような状態でコントロールできたら満点続出、それくらいワイヤーづたいのコントロールはあやういモノ、逆に引っ張りすぎれば片手ですからコントロールどころではない、テンションコントロールは最も重要。

4.風に弱い

風が強い時、操縦技術の差がもっとも出ます。機体はパワー上げなくては風に負けるし、そしたらよけい機体が言うこと利かない・・・振り回させれるだけ・・・・
と言うことで、アキラメます、強風用スタント機は別に用意します。



機体構成上の課題は

1.プロペラの位置

従来型のトラクター型は安定性・運動性を両立した優れモノですが、最大の欠点は重心から一番離れた場所に推力点(エンジン・モーター・ペラ)があること、たんにバランスさせるためにあるといっても過言ではない?
過去にB17型多発スタント機がありましたが、重心位置に推力点を近づける工夫の一つでしょうか?、長谷川チャージャーも原点はココ、これで劇的はターン性能向上が・・・・

2.必要悪の翼端ウエイト

機体の大型化とロングワイヤー、尚且つワイヤーの大径化は大量の翼端ウエイトを必要とします。
ガルーダ91はナント100g以上になり無駄そのもの、機体構成で翼端ウエイト不要になるジオメトリーが求められます。

3.実現しにくい理想のインライン設計

傑作ノーブラー型ではないインライン設計で上下対称の形状、重量バランスに・・・・・
ここでの問題は脚まわり、引き込み脚も視野に入れて・・・、ウエイトの100gが不要になれば十分オツリがあります。

4.理想の位置関係

内周側から、推力軸、左右重心点、ベルクランクピポットと並べることで、常に安定したワイヤーテンションを保つ、ベルクランクピポットは左右重心点と同位置もしくは外周側がポイント。


選手権会場である秩父ミューズパークの地形・気象条件に照準を合わせた設計が絶対に必要です。



図面公開




前記した問題点をかなり克服できるんじゃないかと・・・・・

パワーユニットは電動、6〜7セル 
翼幅 2000mm
翼面積 75〜80デシ
新Xジオメトリ〜〜

ワイヤーテンション、ウエイト不要でバランス、旋回性能等を従来型より改善した設計 


前後にもうチョイ伸ばしてせば丸モノと角モノの両立ができんかなぁ〜〜