今までの設計でOKなのか?


今更ですが、内翼/外翼の面積比率を再考します。


きっかけは遠心力がなくなると・・・・・


パワーユニット・機体の大型化、ワイヤーの大径化(操縦性をリニアにする)、長尺化でラップ 6秒 遠心力を小さくしたスローフライトを実験して行くうちにこの問題に直面しました。

ガルーダは各種垂直スタビを付けることで丸物演技に関しては安定したテンションになりじっくりとコントロールできるようになりつつありますが・・・・・

角物演技、特に水平(正・逆とも)からの引き起こしで一瞬ですがテンション抜けを起こすことが他が改善されたことによりクローズアップされてきました。
スタント演技での一瞬のテンション抜け(アッレ!)はハンドル操作のリズムテンポの狂いにつながり、狭い飛行区域で角物演技をまとめ上げる上で大きな障害になります。


シャドウフライトでは完璧なのになぁ〜〜〜


これは操縦技術と表裏一体の部分でもあり、ハンドル操作の技術向上で大抵はクリアされてしまう・・・・・


だからこそ練習・練習・練習するんですが・・・


私はヘタクソオヤジで、練習しても上手くならないし、練習もたくさんできません。



    だから飛行性能を上げて克服します



角物演技でのテンション抜けは、ローリング・ヨーイングに起因されていることが目視でも確認できます。
もちろんラップを上げれば(遠心力を使う)かなり改善できますが、機体が言うこと効かなくなったり、よりたくさんの練習を必要とします。

角物演技に関してはジャイロ効果の話が出てきて、よりいっそう話がややこしくなりますが、ここでは一旦無視して考えます。


それはローリングから始まります。


水平飛行からフルアップで90度ターンに入れると、内翼はワイヤー拘束されていて上昇方向はワイヤー長の半円経路で重量級ワイヤーですから、一瞬機体は外翼が持ち上がり内傾(ローリング)して、機体が垂直になった時に力の方向は首振り(ヨーイング)に変わります。
一瞬のローリング・ヨーイングでワイヤーたぐられテンション抜けを起こし、アレ!・・操縦のリズム・タイミングに狂いが出やすくなります。
四角・三角は練習である程度カバーできますが、四角八の字では上辺では機速変化(減速)をともなうのでタイミングがずれやすい上にテンション抜けを併発するのでムズイ!


翼端ウエイト調整

上記問題を解決するには、翼端ウエイト・リードアウト位置調整が一般的ですが・・・・・・
機体が馬鹿デカクなると様子が変って・・・・・
ならば普通の機体にすればイイ?、イヤイヤ、馬鹿デカ・スタント機はゆっくり飛ぶので操縦性でのアドバンテージは大きいのですよ。

外翼がローリングしないようにウエイトを積むのはいいですが、重たいものは慣性がありますから、大きなオツリをもらい、今度はディレーが掛かったようにヨーイングが止まらなくなる・・・・
やはり丸物演技での外翼のメクレを見ながら調整するのがイイ?


内翼が沈む?・外翼が持ち上がる?

ワイヤーで拘束されている内翼は押さつけられていると考えれば、外翼がフラップでメクレ上がりローリングが始まるんじゃないの?


そこで



6:4いや7:3<まで内翼/外翼の面積比率を変えたら?


外翼なんかイラネェ〜〜


操縦性の悪化はテンション抜けにより起こるのならば、ローリングしても外翼側になればテンション抜けは起こらない・・・・・・・


視点を変えてみると・・・・・・

例えば強風時に外翼がメクレて主翼平面形が見えたりすることがありますが、逆の主翼下面が見えることはメッタにない?
そこでウエイトをガンガン積んで・・・・
でも・・・・外翼が小さかったらメクレないんじゃ、ノ〜〜プロムレブ?



ここに大きな発見が・・・・



ガルーダは1:1の面積比でウエイト調整で合わせようと設計しましたが、どうやら間違い????・・・・・



スタントマシンで実験しまっせ!