2007年度版




      X・ジオメトリー




        世界征服への序曲





それは超低速で飛び、


  半球接面空間に図形を正確にトレースするために生まれた






苦節2年?やっとこさカタチが見えてきたよん!



電動専用、新しいカタチ


エンジンでは燃料タンクの位置、重量バランスの問題から機首に大量のオモリが必要に、しかし電池を機首に積むことで翼端ウエイトも不要になる合理設計、理想のカタチ、エンジンでは成し得なかった構成が電動化で可能になりました。
重心点と推力基点を近づけて安定性・運動性を高次元で実現する、この永遠のテーマに電動そしてX・ジオメトリーは挑戦します。




素直で従順、夢の操縦性を実現


従来のトラクター型スタント機は重心より最も離れた機首にプロペラがあるため、パワーコントロールで機体の直進性が変化、それにより操縦性が変り、パイロットを悩ませ、膨大な反復練習を必要としていました。
いわゆる”ベストポイントを探すパワーセッティング” しかしそのポイントは非常に狭く、気象条件で大きく左右されてしまいます。
何十年もの間、”スタントを制するにことはエンジンを制すること” といわれ続けた理由はここにあります。
電動になり、セッティングの幅ができたとはいえ、この問題は以前として存在します。

X・ジオメトリーはこの根本命題に鋭くメスを入れます。

重心点と推力点が近づくことで、パワー変化による操縦性の変化を大幅に縮小、素直で従順な操縦性と的確は当て舵が可能となり、

すべてあなたのイメージどおりに飛ばすことが可能となります。



ジャイロ効果からの逃避


重心位置にモーターを近づけることで、素直で鋭いターンが可能になりイメージした軌道に機体を乗せられる。
ペラのジャイロ効果は同じでも、重心に近いことで鈍感になり今までの機体とは異次元の飛びが可能。
推力と主翼スラストラインは完全なインラインになり、上下舵の効きを揃えるエレベータトリムを不要



胴体効果からの逃避


ペラの後方に胴体がないので、サイドスラスト、ラダーオフセットが不要になり、素直な飛行機になる。
それとは別に胴体側面積の新設計が可能、垂直尾翼が本来の役目を果たしてくれる。



Xジオメトリー


3度のXジオメトリーが片肺双発のような機体のクセをキャンセルしてくれる。
これが最大の発見、Xジオメトリーがここで開花、これにより機体直進性・遠心力等に頼らなくても効果的に推進力をワイヤーテンションに結び付けられるようになります。
飛行機はゆっくり飛ばしたい、しかしそれはワイヤーテンション・コントロール性能の低下を招くシーソーバランスで、どうしても機体速度(直進性・遠心力)を上げざるをえませんでした。
しかし室内電動Uコンに見られるように軽量・超低速の矛盾した条件でも、推進力をワイヤーテンションに直結できれば、従来では不可能な低速飛行時でもリニアな操縦性が得られる


室内電動Uコンとは・・・     http://www.rcmodely.sk/Download/p60.wmv               



翼端ウエイト不要


推力軸が左右重心の内側になり、翼端ウエイトが不要になる。
そして、左右重心からの翼面積を内外翼で揃えてあるため、ローリングが起きにくい



白黒スタビは・・・


白黒スタビの形状・大きさはもう少し実験考察が必要です。
今回は大きめのウイングレットとして採用しました。
図面の機体は全幅1990mmでFAIルールいっぱいですが、ウイングレットにより効率向上、乱流発生を抑えることを主題として設計、同時にXジオメトリーと角度を合わせてアシストしてくれます。



従来のノウハウが生かせるカタチ


全体構成は変形機体ではなく、トラクター型の機体の推進基点を移動しただけであるため、従来の設計データおよび膨大なノウハウをそのまま使うことが可能、スタント競技で不利な見た目の特異性はなく操縦感覚は従来型のまま、水平安定・運動性ともかなり向上できるので大幅に練習を減らせる・・・