写真提供:パワーズ


アラフネさん、オメデトウ!




マスターズ・オブ・スタント2007   エキスパート部門



         やったネ    優勝!



地道な練習が大きく実を結んでいますねぇ〜〜

さぞかしビールが旨いでしょう    カンパ〜〜イ!


写真は関連HPをご覧ください。





電動ノーブラ奮戦記



写真提供:パワーズ



期待していたハーレムが大失敗リタイヤ
ガルーダはデカすぎて練習には不向き
そこでノーブラ再登板
F2Bは高山以来、つくばの検定会の練習中にセットボードが不調になり・・・
毎日Uコンしてるように見えますが、スタント以外のことが多く
練習はほとんど出来ていません。
ハーレムで朝錬するつもりでしたが・・・・・

前日練習にすべてを掛けて


CHACの海老名飛行場にて
冬眠状態のリポのストレッチからはじめます
前日に一回の充放電、向かう車中でリポ充電

飛行時間を2分にセット
飛ばしながら様子をみます
ハンドルのニュートラルがズレてて正逆宙の底辺がマッタク揃いません
オマケに正逆宙の半径も違っていてエレベータートリムも要調整・・・
リポはパワーが出ず、電流値のみ上がります。
ウイングオーバーはヨタヨタ・・・

リポのパワーが出るのを待ちます。
古いリポゆえ、3回位は実際使用で充放電しなくては
そんでもって風も強く、思うように飛びません
回りはF2Bフルパターンを練習するなか、たんたんと2分間、水平・背面・正逆宙・ウイングオーバーを繰り返します。

傍から見てると


「アンタ、これで明日大会出るの?」



最悪だったのが、一枚しかない逆ペラを折ったこと・・・
12.5*6.25のペラで地面スレスレ、グライダーモードのハードブレーキ設定
ブレーキはよく効いてペラは止まるんですが、
エンジンのように必ず一定の場所で止まるわけではなく、ランダム・・・・
たまたま垂直に停止、地面にチョコンと触ってポキン!

追い討ちをかけたのが
ペラと地面のクリアランスをとるために脚の広がりを直そうと力を入れた瞬間

カーボンパイプの脚がポキン!


レレレのレ〜〜〜


コレ見てたH師範は、ニコニコ笑いながら


「前日にコレじゃ〜ムリだよ」
「もう練習ヤメテ飲みにいこうよ!」
「今晩、泊まるんでしょ」
明日は明日の風が吹く〜〜」
「勝負は時の運、深く考えないほうがイイよ」


笑い事じゃありません、こちらは真剣


ピアノ線とエナメル線で添え木とグルグル巻き
長万部さんは、


「オマエ、なにも分ってネェ〜な」



訪問販売車の中あれこれ探してもらいましたが、
補強材料は見つからず・・・・


「コレやるヨ」???


なぜかポニーの7*6もらいました


モチベーションは下がりっぱなし・・・・

ペラは正転AP11*6を長万部爺さんから購入
正転により、パワーアップしなければ上空でのテンションは・・・・


パワー設定はやり直しぃ〜〜〜


10時からはじめてもう3時、
F2Bの練習は一度もできてません・・・

ようやくエレベータートリム・ハンドルニュートラル調整に見込みができてきました


回りは帰り支度をはじめています・・・・・


ここでタイマーを6分にセット、F2Bフルパターン練習開始


ところが・・・・
パワー設定をくり返しているうちに、アンプのモードがなぜだか変わっていまい
ブレーキがかからなくなっちゃいました。
どうやらヘリモードでオートガバナーが働いている?
何度かピコピコとボタン押してると、
またまたモードが変わってグライダーモードに・・・

現場では、頭真っ白、「ナニが起きてんの?」

「明日競技中に起きたらドウスンベ!」


まぁ〜イッか?
とりあえず練習せねば・・・


パワー不足と電動トラウマ?


エンジンでは、ニードル絞るとパワー上がり、プラスで音聞けばなんとなく良し悪しがわかります。
ところが電動では、あるところまでは回転数と電流値は比例して上がっていきますが
ある点を境に、回転数は変わらずに電流値のみが上昇するんですよ
これが効率悪化でして、パワーがすべて熱に変わる
アンプは電流容量があれば助かりますが

モーターは燃えます

これは低回転でもおきるし、音もさして変わりません


これが一番恐い!



だから電流値を測定して監視する・・・

電動は傍から見てる人から
「もっとパワーでないの?」
とよく言われます

電流値調べると、そこそこ流れていて大幅なパワーアップには限界がある?


ここにも問題がありまして、
測定は地上で機体を固定しているため飛行状態よりは多目に流れる
よって飛行時はすこしは少なくなる・・・・
でも実態は不明、つうか不安要素・・・

これは後で詳しく書きます


最初は25Aスタート

これじゃウイングオーバー上がっていきません。


27Aでは

やっとこ飛ぶ・・・

一定の微風であれば風に乗せて行けますが、
とりあえずF2Bできました
OK・OK?

ここで完全無風に・・・

テンション捉えどころなく、全くダメ!

「逆ペラがあればなぁ〜〜〜」

オマケに応急修理した脚がポキン!


ここで練習終了!


帰宅して脚の作り替えとアンプの設定し直し・・・・


帰りギワ、H師範が


ニコニコ顔で   「おっ・・、逃げるの?」



悪い誘惑を断るのは勇気が入ります・・・・


作戦会議


パワー設定をファースト・ファイナル(プラス4%)ともに2%アップ
電流値30Aスタートで行こう


朝一の目慣らしに元気一杯で立候補して、練習飛行だぜ!


ところが、H師範に見破られ・・・


「不公平になるので、私がやります」  だって・・


「クソッ・・・・」



絶好のコンディションで競技開始


ローカル大会?とはいえ、ジャッジは5名で最低・最高カットの本格採点

みなさん、ビシバシ決めています。
「ひぇ〜〜、レベル高いじゃん」
「ヤバイなぁ〜〜」
「ヘタクソ部門で予選残れるかぁ〜〜?」

飛ばし終えた人の顔みれば、
みなさん満足げ・・・・
ショータ君なんか大健闘、D級保持者を蹴散らす演技
なぜかパパは大変不機嫌・・・・

アチコチで舌戦も展開されて・・・・
クラブ内の上下関係が新形成されて
点数低いと、人間扱いされない恐怖・・・・

ところが、10時位から風が・・・・

内心は、「どうでもイイ?、どうせ飛びはカワンネェ〜〜」

28番目の飛行でした
パワー上げた分良く飛んだ?、
そんでも、四葉の1円・3円が苦しい・・・・


順位は6位

「まぁ〜、ぜんぜん練習せずに来たんだからショウガナイ」
「これで得点でたらまじめな人に申し訳ない」

などと勝手に理由つけて納得・・・・


しかし、5位の松井クラフトさんがアクシデント
棚からぼた餅で予選通過


ダメ元での決勝ですから


パワーをそれぞれ1%アップ、電流は計りません
31A以上は流れているかも・・・
「燃えなきゃイイか?」
「し〜〜らねぇ!」

予選よりは飛ばしやすくなり

結果は3位・・・・


電動での調整とはこんなカンジ


あまり参考にはならないかもしれませんが、
土壇場でも整理しながら調整すれば、
短時間でまとまる可能性があります。

同様に放置しておいたエンジン機は何かにつまづけば
そこでお終い、とても1日では無理・・・
再現性が高い電動システムならでは
スイッチ入れれば絶対回るモーター
タイムオーバーは原理的に起こりません
機体はオイルで濡れないし、
振動も少ない
当然機体を飛行ごとに拭く必要はありません

言い換えれば、練習に時間がさける・・・・
考える時間が持てる・・・



飛行中の電流はどれくらい流れてんの?


リポは3セル(11.1V) 3300mAh 20C 古いハイペリオン


飛行後に容量を調べてみると、1000mAhの残ってました


つうことは、2300mAhを消費した


1時間(60分)換算で考えると


2200 / 3300 = 0.66C


タイマー設定はトータル6分


60 / 6 * 0.66 = 6.6C


3.3A * 6.6 = 21.8A


なぁ〜〜んだ、  平均22Aしか流れてねぇ〜ジャン



地上で機体を固定してパワーセットすると、31Aでしたから


31Aとはモーターの限界値に近い・・・
ビクビクしてましたが、


飛行中は曲技の負荷があるにせよ、


電流は地上の70%しか流れない?



電動 VS エンジン



デジタル VS アナログ、なんか不毛の議論ですが、
昨日の大会、1位エンジン2位電動で感じたアレコレを・・・・
まぁ〜、適当に聞いてチョ、たわいもない雑談・・・

パターンの正確度では機体構成が似ているので、ほとんど同じかな
パワーユニットによる正確度の差はない

モーターは再現性高いため、気象・気圧などの変化に強く?
エンジンは弱い

ブラシレスモーターは接触部が軸上ベアリングしかありませんが、
エンジンは無数の接点・アタリがあるため、チョットした変化により
調子が変る、使いこなしには永年の経験が必要
スタントを極めるとはエンジンを極めること
電動ではそれは当てはまらないかな・・・



ここに問題があるかも・・・


2ST単気筒エンジンは360度に一回しか爆発しないため
滑らかには回りませんし、最大トルクもパルス的に発生
振動も多く発生します。

モーターは滑らか
トルクは平均的に発生、低回転でも安定したトルクを得られる


低回転で安定した出力が得られるモーターこそ有利?
これは単なる思い込みかも?
モーター本来のパワーが発揮されていない・・・


1位のエンジン機を見ていてカンジました。
誰が見てもエンジン機のほうが力強く、パターンを見ていて納得そして感動
モーターはエンジンで言えば30度クランク12気筒?
対してエンジンは360度クランク
でもそれがイイ
丸物はともかく、角物のターンの抜けた後、
パルス的トルク発生のエンジンと同期したかのような力強いダッシュ
逆に電動はコンスタント、悪く言うと、ワンテンポ遅れたような抜け、モタツ
特に角八でカンジられます

バイクに例えると
ヘアピンの立上がりではシングルが有利
でもストレートではマルチに敵わない・・・・

現状の電動はソフトで飛ばし易いがクローズアップ
まぁ〜、それゆえ電動やってるんですが・・・


パワーこそ電動だぁ〜〜

を実現するためには


違ったアプローチが必要かも・・・・




エンジンは行き詰まり、


       電動の可能性は無限大!


1位のM松さんの飛びは、感動的でした。
選手権のような極度のテンションではないフレンドリーなローカル大会がよかった?
ノビノビした若さ溢れる飛びは、
「これ以上どこが良くなるの?」
まさしく、エンジン機での頂点フライト
機体はBM、全備1700g、完璧な機体そしてエンジン、フライト数1200、

過去数回フライトを拝見したことありますが、
確実に頂点への階段を登っている

それゆえ、エンジンは行き詰まり・・・・


かたや、電動はこれから?
面白い課題が沢山ありそう・・・・


みなさ〜〜ん、電動はオモロイですよ





2C充電その後・・・



充電時間短縮を狙ってはじめたんですが・・・・

1C充電より時間がかかるかも

リポは放電能力と充電能力に差がある

電池の内部抵抗には放電抵抗と充電抵抗がある?
放電抵抗によるロスは電流値によりリポ本体を過熱させる
とはいえ、電圧降下へ進むためリポは痛みにくい
リポは安定して放電できることから考えると、放電抵抗はUコンでは無視してOK?

放電能力が20Cとか言ってるんだから、充電だって2C位は平気だべヨ!


ところがドッコイ
前提はバランス充電なんですが、

バランサー抵抗がモロに障壁となる


充電は電流制御でリポ出力端子の電圧計測をしながらやってる

電圧 = 電流 * 抵抗

2C充電をしようと電流流すと

充電抵抗とバランサー抵抗がジャマして電圧上昇を起こし

端子電圧が見掛け上4.2Vになると充電を弱めてしまう・・・・
あくまで見せかけ電圧で、リポの根元では4.1Vくらいしか無い・・・

時間短縮を狙ったつもりが、電流流せば流すほど電圧上昇を誘発し
充電器が仕上げ充電に入ってしまい
タラタラ充電で総充電時間は掛かってしまう

ためしに0.9Cくらいで充電するとスイスイ吸い込まれて行く


将来、内部抵抗がより低いリポが出てくるか

少なくとも充電器+バランサーではなく、
ハイパーバランス充電器でダイレクトに充電しなくては

2C充電の恩恵は得られないかも

古いハイペリオンリポを充電していて分りました。