ヤク54




当初はOS91SXとFMAタイマーを搭載したスタント機として製作するつもりでしたが、
エンジンだと飛ばす場所が遠くなるので
大型EP電動スタント機として製作中


ベースはC・G のARF   http://www.carlgoldbergproducts.com//airplanes/gbga1044.html


なぜヤク54なのか?


それは個人的に丸胴空冷単発アクロ機が好きだから
疾風・零戦もその流れ・・・


全体構想・・・・


競技参加が前提
規格ハズレもオモロイですが、ゲテモノで終わってしまう運命・・・・
大手を振って競技会参加ができるモノにしたい
FAI・F2Bの機体規格にスレスレ合致・・・


これが重要!

飛ばない機体はタダのゴミ、
Uコンスタントの楽しみ、快感は「オレって上手?・・・・」
練習しなくちゃ・・の義務感ではなく
飛ばしたくなる・・・
そんでもって、飛ばして得られる独特の喜び・・・
明日への希望?、可能性を実感できる飛び・・・・


まずは軽量化!


RCエンジン機でARFとくれば
過剰強度による重量増が・・・・・
上空からのダイブでは速度超過から簡単にフラッター空中分解を起こすため
丈夫に出来てる
Uコンスタントでは時速100Km/hくらいしかスピードでない・・・・



徹底したダイエット


FAI規定では、全備重量3500g以下
リポ重量を概算500gとすると
機体重量は2900g以下に抑えたい
翼面積60デシ弱とすると、ゴミになる可能性大なんですが・・・・
ブットイ胴体に期待していまして、新時代到来・・・・・


胴体浮力があるかもしれない・・・・・


平面の投影面積だけでも30〜40デシはありそう・・・


Uコンは上空で機体がバンクしてれば、主翼の投影面積は減りますが、
ブットイ丸胴体は面積変化は少なく

胴体浮力が存分に発揮されるワケよ!

これにより、水平・上空のテンション変化がなくなる


ブットイ胴体は必要悪ではない!



この理屈が実証?されれば

翼面積90デシと等価になる・・・・・・んなわけネェ〜か?


それに、飛行中パイロットから見えるのは胴体側面形状がほとんどですから


ブットイ胴体は見ていて楽しい!











そんじゃ〜〜


フラップ小話でも一つ・・・


コレがエルロン、Uコンではフラップになるんですが
当初はそのまま使おうと・・・・・

ちょと待てよ、理想のフラップとはナニよ?


フラップとは、逆エレベーター
つまりエレベーターの働きを抑えながら主翼の揚力を上げる


デカけりゃイイんか?


答えはノ〜〜〜
デカイと操縦が鈍くなる・・・・
でも宙返りがキレイになる・・・
ガソリン機のレイブンがコレ

自動車で言えば、4WS(四輪操舵)

見方を変えると、ドリフト走行と同じ?


チッコイと揚力増えずにテールがシーソーのようにバタバタ上下したような動きをする・・・
上手く行けば、角物ターンが鋭く見え、各辺の直線が出るカンジ

下手すると、角物ターンで絶えず、ペコるカンジ・・・・
丸物が凄くムズくなる

自動車で言えば、後輪操舵、フォークリフトと同じ?


丁度イイのがGOODなんですが


スタント機の設計・調整のキモはココにある

丸物は操縦技術、角物は機体性能

なぜなら、角物ターンの質を操縦技術で変えるのは至難の技・・・



写真のような一様にデカイフラップは逆エレベーターが強くなり
F2Bの角モノにメリハリが付かなくなる可能性が

主翼後縁のテーパーが強く、前進していると
エルロンであれば揚力中心が重心に近付いて
操縦がリニアで敏感になりますが、
フラップとして考えると前過ぎじゃん?
揚力バランス崩れるとグラグラとローリングしそう・・・



そして最も重要なのが

フラップの捩れ剛性


エルロンは動翼の真ん中にサーボが積めますが
Uコンのフラップは付根にホーンがあるため
機体重量があるほど、飛行中強烈に捩じられる
捩れは一定ではないので、操縦性が絶えず変る可能性が大きい

ハーレムの失敗はコレも原因?  フニャラップ・・・



そこでだ・・・・







ベルクランクも一ひねり・・・

主翼の中にリードアウトワイヤー通す関係で
スパンは110mm、ピッチ25mmを製作
1.8mmのガラエポ板とホームセンター金具を使用
ピボット部分には5mmの銅パイプをロウ付け

カンザシを上下にはさみ込むようにガッチリ取り付けます。
強度はたぶんこの機体のなかでイチバンある・・・・
調子に乗ってるとすぐ重くなるので、
肉抜きと金属部品をできるだけ使わないように・・・・



フラップホーンはK&Sの3mmピアノ線を根性で加工

捩れ剛性が取れるように中央部はダブル配筋、がっちりロウ付け
しかしながら、ロウ付けで過熱すると焼き戻しになっちゃうかな?




ジャイロ搭載の可能性



当初、ジャイロをラダーに入れて機体のバンクに応じて
ラダーオフセットを変化させればワイヤーテンションが確保できる?

などと考えていましたが、
F2Bを目的とした場合、重要なのは機速変化ではないだろうか?
重要なのはリズム感、次々と変化する機体姿勢を人間はリズムで操縦している・・・
ワイヤーテンションは機体形状によりその姿勢保持力でカバーするべき・・・
問題は演技開始で機速が遅くなること
大型機ではそれが顕著になりやすい、
だからガバナーなんですが、ガバナーの時定数をいじれないならそれを外部センサーで
補間すればイイじゃん?
FMAタイマーには1stパワー、2stパワーの設定がありますが
パワー変化はジワジワ変るので、ガバナーの時定数と喧嘩してるんじゃない?
だったら、1・2stパワー設定はリポの電圧降下の補間のみに当てて
ジャイロで機体の上下姿勢変化を感知してそのデータを
パワーコントロールに生かせないか?
ジャイロ感度と姿勢変化、パワー変化を同期させられるかが勝負


将来は・・・・・


CLコンピューター(CLPC)出現!


タイマー機能をはるかに超え
2軸ジャイロ搭載で、16ビットのCPU積んで
飛行ごとにパソコン叩いて、データ変更、
ラダーやエルロンにサーボが積んでコントロール
機体の姿勢変化を各種センサーで検知
ワイヤーテンションは完全に確保され
パイロットはハンドル操作のみに集中できる
完璧なパターン達成目指し、データー・ソフトウエアはすべて秘匿

クルマで言うとこの、フルコンと同じ

冗談話に聞こえますが、そうとも言えない・・・・


8ビツト以上の3CHのA/Dコンと3CHのシリアルポート
外部からデータ書き換え可能な1チップマイコンでOK
ロボット屋さんならカンタン?
ブラシレスモーターとはデジタルモーターであり、
FMAタイマーとはコンピューターを意味する
つうことは、フルデジタル化の入口に知らず知らずに立っている