人呼んで・・・TURBOベンチュリ〜〜  非売品




ベルヌ〜イの定理・・・

2STエンジンの一次充填効率を上げるにはどうしたらイイ?
一つの答えが吸入気の慣性を上げて充填する・・・
飛行機と同じで空気との対決に勝利しなくては未来はない
なかなか人間が理解するように空気は動いてくれない
空気は多重人格ゆえ、態度がコロコロ変わり人を惑わす・・・
じつは惑わされているのではなく、こちらの理解が足りないだけ

答えは理解を超えたところに存在する

いままでのベンチュリーではパルス的に吸気されても経路が短いため
慣性がつく前に吸気工程が終わってない?
吸入経路が適当に長くて滑らかであれば、高回転で連続したパルス吸気が
ベンチュリ−内でつながり、同調しないか?
もしくは同調しかけないか?

これを吸気同調という

排気で同調掛かるんだから、吸気で同調したってイイじゃんヨ

実際問題としては、吹き返しなんてこともあるので
理屈どうりにはいかない・・・・

ココから先が理解を超えた領域・・・・
こんなことやってもムダ?


クランクケースの選び方


勝利に偶然はない・・・・


エンジンのアタリ/ハズレはクランクケースで決まる


エンジンの性能はピストン・シリンダーの精度や内部フリクションが大きく影響しているのは確かですが
エンジン構成と動作のベースはクランクケースにあります。


ポイントはクランクケースの加工精度

目安はバックプレートを見れば分かります。
クランクシャフトのビックエンド・コンロッドがバックプレートに接触しているか?


なぜバックプレートと接触してしまうのか


クランクシャフトとピストン・スリーブが直角/水平に付いていない
スリコギ運動によりコンロッドが・・・・
クランクケースの加工がアマイ・・・・
これが大変ムズイらしく、高性能NCで2方向から一度に加工できればイイらしいですが、
2工程で加工機にセットし直すとバラツキが・・・・
加工冶具にもバラツキが・・・・
最新のエンジン設計ではクランクケースの剛性と加工精度がポイント!

だそうです・・・

完璧が不可能なアナログの世界


第一級の職人が神の手で加工しているなら話は別ですが
ウダウダ考え出すと、市販品なんか使えなくなる・・・・


この問題は永遠のテーマ
だからこそ部品選別が重要なポイントとなり、最高そして理想を追い求める・・・・




その先に勝利が・・・・



2ちゃんで叩かれた?

肉抜きは一切認められない
材質変更は不可

FAI?ルールを勝手に解釈、大間違いがありました

○●語翻訳が足りませんでした?

細かな変更点があるので注意しませう(釘刺されマンタ!)    ヤバイまた怒鳴られそう・・・

”不用意な肉抜き”=強度不足になるような肉抜きは×と思ってました
結果、軽量化と強度が保たれる改造は”工夫”と解釈しましたが
キット材料を肉抜きは×


削るのはOK?・・・微妙ダァ〜〜


重心あわせのために、機首を短くすることはOK


ルール決定の基本理念は誰でも参加できるUコンレース
イコールコンディションでレースをする


まったく異議はございません
せっかく始まったUコンレース、持続発展が基本デンナ!
ビンビンやりたければ、オープンラットやればイイだけ・・・


つうわけで、胴体作り直し!



こうすりゃイイんでしょ!、分っちゃいるけど・・・・

キットどおり作るのは、なんて苦痛なんだろう・・・・・



抵抗を減らし、スピードアップ
三角コーナーは内側にして、従来とは90度回転
タンクをプラグヒート用端子としても使用します。


今回使用するSPニードルバルブ

慣らし開始、どうなるかなぁ〜〜〜

基本はノーマルゆえ、入念にブレークイン、
各部アタリと組み付けが中心
ロングベンチュリーでのパワーアップとマイクロロンでのケミチューンがテーマ


冬場のレース、ビンビン回して・・・・


とりあえず、1500CCブレークインしたんですが・・・

KK16にしては、始動性悪いなぁ〜〜
ナンカ音変だな〜〜
やっぱ、ハズレでした・・・・


ベスト1を選ぶと・・・   エンジンはオモロイ


左:  今回のエンジン、新品状態で始動性悪かった・・・
回していて、時々カリカリ異音がしてて、開けてみるとヤッパ派手に擦って・・・


中央: 去年イジクリ回したエンジン、一様にアタッてます
ベアリングに問題があるんかなぁ〜〜?


右:  一番最初にさわったKK16
じつはこれが一番良さそうですねぇ〜


クランクケースは 右 を使用


3個一でチャンピオンモデルを組むつもり・・・・


全備重量 510g




TURBOベンチュリーはエエ感じやで・・・・・
ただ・・・、長過ぎて転覆すると思いっきし土が入る




2.5L位飛ばしました
パイロットは18才なので体力ビンビン、ノープロムレブですが
機体はアチコチ壊れました・・・
片側エレベーターなんですが、水平はカンタンに折れました
てなワケで、3mmカーボンパイプを埋め込みマンタ。
練習は相模原でやったんですが、グランドが悪く転覆の嵐
ベニヤの垂直も餌食に・・・・

ビックリしたのが
カットオフ調整ワイヤー(0.3)が切れました
エンジンは振動スンゴイ
てなワケで、0.45ワイヤーで作り直し

ターボベンチュリーはチョコっと切りました
これで転覆しても連続始動OK
ガンガン逝けます?

パワーアップ効果については、
前回のイジクリKK16とイイ勝負ですよ・・・
隠してるワケじゃく、
パイロットのスパルタ教育に忙しくて?ストップウォッチで計ってません



ロングベンチュリーは、


燃料気化の効率を上げるのかな?    空気の不思議



薬物ドーピング?   マイクロロンはまだテストしてません



ピットグローブの指ぬきもグレードUPしました

チョークポンプもグレードUP

ポイントは、転んでもドロで汚れないコンストラクション?
そして決勝フライトでも余裕のある容量かな・・・





白い粉汁・・・


これホントに効果あるんか? 



ベンチュリーに砂や泥が入ろうが、逆さにしてチョークポンプで洗い落としながら
連続でラット練習するとこうなります。(3L以上・・・)
シリンダーやベアリングにはほとんどダメージはありませんでした。


てなワケで、削り落として磨きました


マイクロロンは効果絶大!・・・・


プラグを外して、ベンチュリーとヘッドからマイクロロンをプライミング
クランクしながら、内部に行渡らせ、ペラ叩いて追い出し
たったコレだけでも、始動すると回転上昇するのが確認できます
不思議ですワ

タダ・・・

灯油系の触媒を使用しているので?
始動性は悪くなります。

てなワケで、レース直前にマイクロロンを注入するのは×


飛行後バラシてみると
エンジン内部に白い粉が付着しているのが確認できました。
特にピストンヘッドに着いた粉は燃焼により茶色く変色
カーボンのように異物として燃焼室に残ってしまう

エンジンばらして、すり合わせ部分にマイクロロンを塗布しながら組立てるのがベスト

洗浄したフロントベアリングにマイクロロンを塗布すると
驚異的にベアリングのフリクションが減るのが指で回せば実感
フロントベアリングの潤滑には圧倒的優位性をかんじます。