夏はオープン・ラットでしょ!



8/10に向けベンチテスト開始

パイプを詰めてパイプイン回転数を上げます・・・・
目標25000〜28000rpm!

ホームセンターアルミパイプですが、きっちりパイプインします。
ガッツ〜〜ンとロック、ニードル関係なしで同調しますから
甘くしとけば、再始動OK
APC6.5*3.7ですから29,000rpmまではOK
とは言え、安全考えてポチポチやりマンヨ・・・

CAR用で40,000rpmまで回るとすれば
まだまだ序の口、ボーリーのペラ来たら・・・・


新ルール対応(排気口径5mm未満)



ベンチテスト


7/31  AM

24500rpm

以前のようにガツンとパイプインしません。
ニードル調整が効きます。
絞れば28,000rpmくらい回り、ゴキゲンなパイプサウンド♪を聞かせてくれますが・・・
ヒートしてしまい再始動しません
24,000rpm以上まわると別世界デンナ、興奮してアドレナリンが・・・・・
恐くてペラの前に居られない、ニードル回す指が震える・・・
しかし、エンジンとしてはまだまだ回りたがっている、つうことは


どうやら負荷が重いみたい?



ペラダイヤ165mmを150mmにカット



8/1  AM


28200rpm      ペラ限界デンナ!



ダイヤカットで負荷が軽くなった・・・


キタ〜 いきなりパイプイン!


ニードル関係なし・・・


もの凄いエネルギ〜、爆発するパワ〜、高音のパイプサウンド♪〜〜


胸のモヤモヤぶっ飛んで、スカッ〜〜とするわ


ところが・・・・

やっぱヒートしちゃう、再始動ムズイ・・・


強烈なパイプ同調が掛かるので、ニードル甘くすると極端に回転が低下しちゃう・・・
ガツンとパイプインするとヒートしちゃう
ベンチテストなので、負荷が飛行中に比べて重いせいもあるかな
このままだとレース中少しずつニードル絞る戦法が使えない


ヒートを防ぐにはニトロ増やして甘くするしかない?
プラグをコールドに変えて点火時期を遅らすか?



パイプイン周波数の計算


チューンドパイプのムズイ理論はさておき
単純パイプが起す共振周波数を考察してみマンタ!


回転数:28000rpm

つうことは、周波数に直すと

28000 / 60 = 466Hz


クウォーターラムダ(1/4波長)のパイプ共振では


8500 / 466 = 18.2cm


8500は定数でして、詳しくは物理の教科書みてチョ


28000rpmは18.2cmのパイプで共振するつうわけ・・・・



ほんとかよ?



実測してみると、18.5cmでした




ピッタシカンカン!



35mmパイプカット


当初のパイプは21cm、パイプ同調を逆算すると


24300rpm(実測してません)   アバウトでしょ・・・



28000rpmですから3700rpmUPつうことは、15%のパワーアップ


25秒で飛んでたとすると、3秒位スピードアップで22秒台?


このスピードは今の実力からすると完全に扱える能力を超えている


とは言え、FMAのオープンラットに参戦するには必然のスピードとも言えます


問題は再始動性


ヒートを防ぐには混合気リッチにするしかない
パイプインぎりぎりまでニードル甘くするにしても現状の燃料ではムリかも・・・



燃料ブレンド


ニードルを甘くするには、ニトロを増やすしかない


エアスペシャル30とボートスペシャル65をブレンド


ボート燃料はクロッツ粘度が高いので好都合・・・・





FMA夏大会




惨敗! FMAの壁はえらく高い


勝てる?なんて思ってもいませんでしたが
ここまで歯が立たないとは、イヤ、問題外でした・・・


徹底分析


スローラット


今回はスローラット機がなかったので、スケールエアレーサーでの特別参加
ペラをAPC8*5に変えただけ
エンジンは16、機体は小型ですからスローラット機にはアドバンテージがある
燃料タンクが小さいだけですから、ピットワーク勝負でイイとこ行くハズ?
35周2ピットの予選ではそこそこ健闘
決勝は期待していたんですが・・・・・


35周と100周では・・・

スローラット機は巨大な燃料タンクを搭載してノン給油でゴールできます
対するエアレーサーは小型09タンク、27周回の燃費
100周4ピットに余裕やかけ引きはありません。
3ピットまではソコソコ健闘していたんですが
4ピット目ではマッタク再始動する気配が無い・・・・
甘くしていたはずのニードルが周回数が上がるほどに段々と辛めに変化
外気温度は35度はあったか?
練習はいつも涼しい午後にやっていたツケが・・・・
対してFMAの選手はいつもの通り淡々とレースを
つまり、4ピットは20周ソコソコですべて終了
あとは燃料消費とともに辛くなっていくニードルにあわせるように
どんどんスピードアップ


悔しいですが、スケールエアレーサーでスローラットのエキスパートには歯が立ちません


パイロット(息子)はめったにない3名100周飛行をほとんどノーミスでこなせたのが唯一の収穫



次世代スローラットレーサーの設計


FMAのラットレーサーは山崎航空機製作所が中心となり
永年かけて進化してきたカタチ
大きなアナはどう見てもアリマヘン
しかしながら、後追いしたところで「ようやったね!」が関の山
まったくもってオモロクありまへんワ


つうことで・・・・・




オープンラット


FMAのオープンラットレースは日本最高峰、いま新たな方向へ変りつつある・・・・


年々スピードアップをして、20秒の壁を破るか・・・・
でもそこには、飛ばせるパイロットが限られてしまう問題


そしてナニより爆音!


25000rpmを越えるエンジンと名ばかりのマフラー
それが3機同時に飛ぶ様子は、まさにエクスタシー
パイロット、メカは間近で陶酔の境地、サイコ〜
しかし無関心な人が見ればウルサクて超危険、現代社会に受け入れられない・・・
広大な九州とはいえ、飛行場確保に苦労されている上
民家の近い河川敷でスタント練習と同時進行で行われているため、爆音は許されない・・・・


ビックリしたのが、皆さん無改造ノーマルマフラーを付けていた


レース結果?


予選第3ヒートで、九州最速加納組との対戦
喧嘩上等、相手に不足はありません!
○●パワーを見せてくれるわ!

スタート始動で先を越され、1ラップ遅れで機体をリリース
加納機が通過後にリリースしたつもりが・・・・
微妙にカブってしまい、大塚パイロットに頭こづかれ



轟沈!



レース終了後


「父さん、なんであそこでリリースするの?」


「周りの状況判断が大事と言いながら、分ってないじゃん!」



息子に怒られマンタ!



ラットはオモロイ・・・・