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風に勝つ方法ってナニ？

どうしたら風に強い機体ができるのか？

ココで言う風に強いとは、操縦法･練習法ではなく
風が吹いてもそれに耐え、平然と飛ぶ機体とはナニかを考えます。
自然相手のＵコンですから、風が吹いてアタリマエ
競技会で曇天無風なんてことは、考えないほうがイイ
風が吹いて当然、その風にどれだけ抵抗力があるかがポイント
厄介なのが乱流（ウインドシア）含みの風なんすが・・・・
スタント機の性能でまず考えなくてはならないのが操縦性
そして、風に対する抵抗力
今まで漠然とした風対策を徹底的に掘り下げマンヨ

ちなみに、ＥＰ・ホットドックは風に激ヨワ
一般論で言えば、軽すぎたの一言　ですが
はたしてホント？、なら重ければＯＫ？
重くする＝低性能化での対応しかないなら
超高性能スタント機は原理的に不可能になってしまう
電動化はガバナー併用で風に強いと考えてましたが
ホント？

問題点の整理

Ｕコンと風の問題を考える時、厄介なのが全方向から風が当たること
追い風、向かい風つうパターンではない
飛行経路・範囲が半球面上にあることが話しをムズくしているワケ

軽い機体　ＶＳ　重い機体

軽いとは、一般的に言うと翼面荷重が小さい機体
重いは、その反対
風が吹くとホコリは舞い上がりますが、石ころは大丈夫
極端ですが、重いほうが風に強いと言えます
ただ重いと性能が悪くなる
最適値があるにせよ、重くてＯＫなんて言うスタント機は無いと断言できるかな　　　タブン・・・
空中を飛ぶ飛行機に重いから高性能なんて理屈はない、これが基本
ここから微妙な話しになっていくんですが・・・・

パワーに着目

軽い機体に必要なパワーは小さくてＯＫ
重い機体は大きなパワーが必要

重い機体は最適パワーが大きいので結果的に風に強くなる

大パワーで飛ばせば風に強くなるかも

従来的考えでは、大パワー＝高回転＝高速化＝操縦性悪化＝良く飛ばない

パワーユニットがエンジンに限定されてしまうと新しい考え方ができない

大パワーとは大きなプロペラを回すこと

ＥＰホットドックの失敗とは

限定されたパワーを最大効率で使うことだけを考えていた
そこには気象条件のマージンが含まれていない
微風の時は驚くほどのパフォーマンスを示しても
風が吹くと即破綻してしまう
アタマの中では、「コレは良く飛ぶ！」つうバイアスが働いているので
強風の中でもストップが効かない

飛行速度をそのままに大パワー化するには電動が最適

エンジン仕様で使うプロペラより２サイズ大きなプロペラを使い
飛行速度を抑えたセッティングをすればＯＫ？
電動では消費電力がリポ容量（重量）と密接に関係しているので
どうしても高効率化を狙ったセッティングになりがち
考え方を変えて、大パワー化路線を狙えば新境地が開ける？

大パワーとは

プロペラ風量を増やすこと

風（外乱）に負けないプロペラ後流を作り出すこと

スピードではなく、推力を増やすこと
プロペラ後流の直径（断面積）を大きくすること
双発は風に強い？
電動では、強力なリポとガバナーを使えば、エンジンでは不可能な一定回転出力が得られやすい

静気流の中で必要なパワーを基準に、
余剰パワーが風に対するマージンとなる
つう考え方はどうかな？

この考え方だと機体は軽いほど有利になる・・・・
エンジンだと負荷が抜けると、どうしても加速方向になる
自動車の下り坂で使うエンジンブレーキは、スロットルを閉じることで実現する
スロットル一定でエンジンブレーキを掛けるのはムズイ
ですから余剰パワーと言う考え方より、パワーを締め上げ（パイプ同調）して暴走しないようにする

従来のパワー設定は、最適値を探り出すことがポイント
エンジンはペラ選択範囲が狭い、それは低速トルクが少ないことが原因かな？
オーバーパワーは失敗セッティングでしかない
最適パワーゆえ、重い機体は大パワーとなり、結果として風に強くなる
電動はパワーフレシキブルなので、エンジンでは出来なかったセッティングが可能？

コレ見てカンジた

デカイペラ

機体の大きさはどうよ

デカイ機体は風に弱い

例えば、ガルーダは風吹くと憂鬱を通り越し、恐怖・戦慄・身の危険になる
デカイ機体は表面積が大きくなるので、風の影響を受けやすい
誰でも分かる理屈だワナ

デカイ/チッコイの基準はナニか？

主翼のスパン　：　プロペラダイヤの比率

ペラをデカクすればＯＫ？

飛行機はシーソーバランス上にあるのでカンタンな話しにはならない
デカイペラは、ジャイロ効果、サイサ、自立性がデカイ
どれも操縦性を悪化させる要因ばかり

ジャイロ効果キャンセルは２枚ペラで正逆転
サイサキャンセルはシャフト重心位置
自立性低下は低回転化

今、注目しているのは

このカタチ、風に強くないかな？