E・ハヤブサ

E・ハヤブサ




20インチペラを5000回転以下で使う


設計変更


いろいろ考えて・・・・
やはり、エンジンに可能性はありません
なぜなら、強風対策が難しい・・・
大型になればなるほど風に弱くなるゆえ、強風対策(強風マージン)がいる
風に勝つにはパワーUP(スピードUP)が必要、エンジンでパワーを上げるには回転数を上げるしかない
回転上げれば、サイサが強くなる・・・・
サイサがあるうちは、練習してもムダ
偶然性(サイサ)に勝つには、無限大の練習が必要
つまり、結論が出ないワケ


回転数を下げてパワー(スピード)を出すには


プロペラ・ピッチを上げて回転数を下げる
ピッチを上げれば加速しやすくなる
だから強力ガバナーでありリポの放電性能に行き着く・・・・・



エンジンでは無理な世界?



ペラ減速に対してはリポの放電能力

向い風で減速(ペラの回転低下)、クルマで言えば上り坂になったとき
回転数を維持するためにガバナー(アクセル)が働きます
とは言え、ガバナーが動いてもリポがへタれじゃダメ
減速に対しては、ガバナー能力よりリポの放電能力がポイントになるワケ
エンジンに例えると、負荷が大きくなったときのトルク
プロペラ選択も大いに悩まされる
静気流時にベストにセットすると風が吹くと破綻する
破綻状態では、練習量で大きな差がでる
それを見越して、オーバーパワーにセットすればOKなんですが



ペラ加速に対してはガバナー深度


問題なのは、こっちナンよ
電動の有利性はココに尽きる
追い風で加速(ペラの回転上昇)、クルマで言えば下り坂になったとき
回転数を維持するためにガバナー(ブレーキ)が働きます
ココではリポの放電能力は関係なく、ガバナーが重要になる
エンジンでは、パイプ等で同調ロックさせない限り回転数は必ず上昇する
下り坂ではエンジンブレーキを掛けますが、スロットルが無いUコンでは不可能ナンよ
この問題に悩まれた方々は大勢いますが、パイプ以外に解決策はありません
プロペラ選択(負荷設定)に悩まされるだけ




電動は本当に有利なのか?



エンジン・電動の好き嫌いを言ってるんじゃありまへん


エンジンで最も有利な設定とはパイプ同調でフン詰まりを作る
つまり、電動で言うガバナー
そして長いパイプはサイサ・スタビにもなる
でもね、それは砂上の楼閣でしかない


サイサを減らすには、回転数を下げる!



電動で悩まされるのがサイサ(操縦性)



そんダバ、サイサ(操縦性)をクルマに例えて説明しやしょう



見ての通り、重いタイヤにテッチン・ホイール(ビートロック付き)
トレッドを広げるために、スペーサーまで噛ましてマンチョ!
理由は、重心を下げるため
矛盾してるのが分かりますか?
デカイ・タイヤを付けるためにリフトアップしてる4WDが居るでしょ
カッコだけでオフロード行くとへタレで走りません
リフト・アップした4WDは怖いよ〜〜〜
ほんの少し傾くだけでスグ横転しちゃうんよ
だからデカイ・タイヤに重いホイール(一本50kg位)付けて重心を下げる


デカイ・タイヤを付けるためにリフトせずにボディーはブッタ切るワケ
オフロードの性能を上げるには、デカイ・タイヤを付けて重心を下げること
デカイ・タイヤを付けるためにリフトUP(高重心化)すると超低性能になるんよ



問題はココから・・・


オフロード優先で改造したクルマで高速走るとどうなるか?


たったの120Km/hを越えるとクルマがフラフラし出す
エンジン・パワーはメーター振り切れても、怖くて出せない
路面のチョットした段差や横風でフラ〜〜フラ〜〜
ハンドルを回さなくても勝手にクルマが左右に動くんよ
ハンドル動かさないのに水平飛行フラフラするのと同じ!
偶然性が高くなる、エキスパート・フライヤーは水平飛行を必死で操縦してるんよ
その状態でコーナーリングするとどうなる?
クルマはラインに乗らず予期せぬ動きをしてどうにもならない
こうなると、ドライビング・テクニック(操縦技術)が勝負
Uコンで言えば、練習量と身体能力の差になる
偶然性に勝つには、無限の練習が必要になる
経験値が高いほど有利なのよ
エンジンが吹き上がったスタント機を飛ばすのと同じナンよ
マトモに飛ばないスタント機で練習しても、差が出るのは身体能力差だけ
クソみたいな飛行機(ガルーダ?)飛ばすだけ時間の無駄!


電動はエンジンに比べ絶対的にパワフルなのに
当初の評価が非力だと言われたのは
パワーを上げると、サイサ(操縦性)が悪化するため
パワーを上げられなかった




話しを戻せば・・・
オンロード仕様のタイヤ・ホイールに変えれば峠でスポーツカーをカモれる
メーター振り切ってもバッチリ安定した走行が可能


速く走りたるためにパワーUPしても
ある時点を越えると、真っ直ぐ走らなくなる



走行(飛行)性能は回転部分のセッティングで殆ど全て決まる





サイサ・テスターの製作





ベストの重心位置を見つけるためには
飛ばしてテストするしかありませんが・・・・
もう少しカンタンにテストできないか考えマンタ
地上でテストできれば、大幅な時間短縮が可能


地上でのシャフト重心位置の調整


各々モーター・エンジンのBESTセッティングが目の前で可能



ヒントはコレ・・・



胴体設計のシュミレーション


なぜ回転部分のセッティングが重要なのか?
理想の胴体設計を考える上でも、サイサ・テスターで徹底検証
胴体シュミレーターとしても使えるサイサ・テスター



前代未聞?  



今年のUコンノーベル賞決定!



飛ばさずしてUコンの全てが分かる




ナンで今まで気付かなかったのか!



コレがサイサ・テスター



なぜ水平飛行がムズイか?



なぜモーターが振動するのか?



少しの回転上昇で破綻する操縦性のワケは?



ペラで変わる操縦性の原因は?



インラインがなぜ悪いのか?



理想の上下重心位置はどこよ?



テール:ノーズの比率は?



ペラの効率と推力の関係



なぜ大きな水平尾翼が必要なのか?



なぜウイングオーバーが蛇行するのか?



なぜ120度上昇・降下は崩れ易いのか?



Uコン・スタント機の不思議は

胴体設計とプロペラ回転軸にすべて原因がある

これらの問題は、翼型・舵角・リンケージ・ニュートラルなど

従来の調整では克服できません



サイサ・テスターがすべてを明らかにしてくれる



ココから本当のスタント機設計が始まる



ココでクイズ



クイズ1


スケッチのようなテスターを試作したとして
完全に水平になるようにウエイト調整したと仮定します
主翼・尾翼はありませんが、水平状態でバランスできれば、
Uコンの水平飛行状態と同じになるんよ
台座をバッチリ固定してモーターを回すとどうなるでしょうか?



クイズ2


モーターを回した状態で
テールをユックリ下げて宙返り状態にしたらどうなるでしょうか?



クイズ3


モーターを回した状態で
胴体?を垂直にしたらどうなるでしょうか?



クイズ4


モーターを回した状態で
胴体を120度ターン状態にして手を放したらどうなるでしょうか?



クイズ5


現状は支点に対して1:1
テール:ノーズが1:1と等価
テールを伸ばしてウエイト調整、バランスをとります
そして上記と同じ実験をしたらどうなるでしょうか?


クイズ6


上記条件でプロペラの回転数を変えるとどうなるでしょうか?





今更ながら、分かっているようで

分からないことが山ほどあるUコン



だからオモロイ!