渦流対策とバックステップ・・・・・ 編集中
翼端渦流をぶった切る!
無風時に大型スタント機で連続宙返りをしていると、2回目以降の270度位から急に機体がグラグラと揺れて、翼端失速をしたかのように崩れ落ちることがあります。
大抵は引き起こしの時おこり、どうしたらよいか?、なぜ起こるのか?ズゥ〜〜〜ト疑問でした・・・・
プロペラ後流かな?・・・・・、でも説明がつかない・・・、機体設計が悪い?・・・、とくにガルーダでよくこの現象が出てまして、主翼のアスペクトが小さくてタタミみたいだからチョットした気流変化にのみ込まれるんかネ?
中部のCLwing(河合)さんから選手権公式練習を見学の時、「翼端渦流でやられるよ」と教えてもらいました。
はじめは大気は重たくて(イヤ?軽くて)慣性が付かないハズ、そんなことあるんか?と思いましたが、グロー排気で目視でも確認できるそうで、無風の秩父ではよくあるそうです。
ロングベンチュリーの時もそうでしたが、大気はどうもこちらの都合のイイようには行かない・・・・
ガルーダの翼端形状はまさしく教科書どおりの翼端渦流ブースター(NOS付?)でして、これで機体グラグラに説明がつきます。
対策は宙返りの最中にバックステップで下がりながら、飛行軌跡をずらして渦流をさける。
しか無さそうで、「機体設計で可能でしょうか?」と尋ねると、「無理です。」とのことでした。
このグラグラは30年前には体験がなく、機体・エンジンの大型化により顕著に現われる?・・・、とくにガルーダなんぞはテキメン。
しかたない、バックステップ練習するか?・・・・
でもワイヤー弛んだ時、とっさにやることはあっても無風時にやったことはない、しかもバックステップは普段の生活ではあまりなく、アタマが動くと視点がずれて、かえって宙返りがずれる可能性が高い?、理論で分かっても実際出来るかは別問題なうえ、練習できない環境ではいっそうムズイ!
主翼のスパンが2000mm近くあり、普通のスタント機と比較しても盛大に翼端渦流が出ていそうですから、かりに前後移動で逃げるとしても、3回宙返りではかなり移動しなくては・・・
ダメだ!、できない、別の方法を考えよう
翼端渦流をかなり抑えられればOK?
主翼の両端で渦流が起きていますが、風下での演技を前提にすれば、内翼側の渦流がほんの少し外側に流れて2回目の宙返りでぶつかり、大きく機体を揺らすと考えれば、
内翼に大きめの翼端整流板を付ければ解決するかもしれません
翼端整流板は主翼の効率を上げてくれるので、内翼面積増大効果があるやしれません?、そうなるとワイヤーテンション確保に働き、外翼ウエイトの減量につながる?・・・・
上手くいけばいい事だらけ・・・・、ヒョウタンからコマ、タタミ翼の弱点が改善されるか?
さっそく実験でんな!
次回新作では翼端形状を十分吟味する必要があり、フィーバスのような形状が・・・・
内翼側の渦流がイタズラすると仮定して
翼端にウイングレット?を追加、渦流対策になるかテスト・・・
まずはこの大きな穴塞ぎなよ!、つう意見がありました。
巨大な垂直、白黒スタビの追加と同様、水平飛行時のワイヤーテンションは下がります。
今まで胴体面積や垂直尾翼の追加をすると、遠心力プラスアルファ〜〜でワイヤーテンションが増えて飛ばし難くなるじゃないか?と考えていましたが、どうやら逆みたいです。
水平飛行時は遠心力をキャンセルさせるように働き、上空バンク時はナイフエッジ持続作用に働くみたいでUコンスタント機には気象条件が合えば?・・イイ方向に作用する?・・・
上空でのイヤなテンション抜けはかなり低減して、水平・上空でのテンション差は少なくなり、操縦がヘタクソにはピッタリ。
強風時にどうなるか?
ここに大変関心がありますが、ガルーダを強風下でテストする勇気が・・・・・・・・
翼端渦流については、全く無くなった?とは言えませんが、かなり減ったことは確かでビクビクしなくてすみそうデス。
ユレたらご愛嬌?、しかし整流板の形状いかんではゼロにすることが可能かもしれませんねぇ〜〜〜
バカデカイUコン機を作ったことでいろんなこと(長所・短所)が強調されて発見がオモロイ!
FAI規定フルスペックの大型スタント機では絶対必要になるでしょう???
インドアUコンでは重要項目になる?