機体選定


今年に続き、電動スホーイで行こうかと思ってましたが
カラスと激突、全損事故でパ〜〜
ならば、新アイデア投入のEPフェニックスと考えましたが・・・もう飽きたワナ


それに、電動機は係数1.0でメリットが無い



かと言って、ガルーダじゃ出れないし・・・・



どうすんべか?



係数デカくて、1週間で製作、正月3日で調整、そして表彰台GET!


そんな旨い話あるんか?



コレ・コレ 係数1.2


ハーフAプロトの予備ですが、思いのほか高性能、小型で軽量、よく回る
ターボプラグヘッドを使えば、竹ペラ7*6を15000rpmで回せるかも・・・
軽量クランクシャフトに特製スピンナーナットを組合わせれば
夢の小型スタント機ができるかもしれん?


チャージャーオリジナル


小型機でエンジンをビンビン回すと、強烈なジャイロで操縦がムズイ
そこで、チャージャー!
エンジンと重心位置が近接しているので、ジャイロが出難い?
エンジンパワーをワイヤーテンションに変換しやすいコンストラクション


なぜチャージャーか?

チャージャーと言えば、長谷川木工なんすが・・・・
「ねぇ〜、チャージャーオリジナルは作ったの?」

「作ってない!、15のスケールアップがはじまりで、次は45」
「だからオリジナルは知らない・・・」

「マジ?、ナンでよ!」


だったら作るか



1週間で作れるかな?


主翼が複雑ですが、60クラスの水平尾翼と思って平板にすればOKでしょ
胴体・水平は切り出すだけ、エレベーターオンリー
重量さえ軽くできれば、高性能が期待できるかな?


ただいま実施設計を思案中




チャージャーの問題点をえぐる



内・外主翼面積のバランス


とかくゲテモノ扱いにされがちですが、
推力点と重心位置が近いチャージャーにはトラクタースタント機ではできなかったジオメトリーが可能
大きく外側を向いたエンジンがワイヤーテンションを稼いでくれそうですが
エンジン停止のグライドでは大きく外傾してしまう

そうなんです、オシャマシンXの最初と同じ!
つまり主翼左右重心位置を基準に翼面積を考えるとアンバランスなんですわ
エンジンが回ると絶妙にバランスする?
パワーが掛かり遠心力が発生ワイヤーテンションが掛かると
リードアウト位置と機体上下バランスが揃い傾斜が無くなる
一見良さそうにみえますが、姿勢変化でテンション抜けると
左右バランスが悪いためローリングし易くなる
この状態で翼端ウエイトを積むとますますヤバクなる(ある面OKなんすが・・・)
Uコンはワイヤーが抵抗とウエイトになるのでバランスさせるために
翼端ウエイトを積むと考えがちですが、
主な目的は推力点より外側に左右重心をずらして推力をワイヤーテンションに変換するのが目的
ですから推力点より外側に左右重心をズラし


左右重心から内外均等な翼面積が必要なのです

写真提供:Uコン日記殿

胴体を基準に内翼・外翼を考えるのではなく
左右重心を基準に翼面積をかんがえなくてはいけない
この機体は電動で正回転ペラでしょうから、推力点と左右重心を大きく外側にズラして
ワイヤーテンションを稼いでいると思われマンナ!
だから外翼が長い
フラップ面積も外翼がデカイ、タブまで付いてること考えると
多量のウエイトを積んでいる?
USAでは逆転ではなく、左右重心でワイヤーテンションを稼ぐみたい・・・・

日本では逆転ペラでテンション稼ぐ手法が一般的ですが・・・・



チャージャーでも同様の対策が必要です


外翼を長くすることは、翼端ウエイトを積むことはイコール?

翼端ウエイトを積むことは、主翼の左右重心をズラしているだけ
見かけ上の外翼を長くすることで翼端ウエイトは減らせる上
ローリングも減らせる
この考え方はUコンではタブー視されていた
なぜなら教科書では内翼より外翼は短くしなければダメ!
推力点の外側に左右重心が来ることで推力をワイヤーテンションに変換できる
電動正転ジャイロによる上空テンション低下を左右重心でコントロールしているのか?


外翼が長い電動インパク

写真提供:Uコン日記殿

電動インパクトは、フランス乱流対策?
アスペクト水平尾翼縮小・機首短縮(ジャイロ対策)で旋回性能を向上、
しかし失速しやすいので超軽量で翼面荷重を下げている?



重量バランスを考慮


エンジン取付け位置をセンターとして主翼左右面積を揃える




垂直尾翼について


チャージャーにはオーソドックスな垂直尾翼が付いていますが
プロペラ後流が当たらない位置にあるのがマズイ
過去の実験から、安定したプロペラ後流の中にある垂直尾翼は、風の外乱を受け難い
風上・下であっても風見鶏になり難く安定した飛行が可能になります。
プロペラ後流から外れた位置や後流からハミ出した垂直尾翼は風の影響を受けやすい
極端な場合、機体がスラロームを始める


垂直尾翼をプロペラ後流の当たる位置に変更する必要がある


チャージャーの胴体・垂直尾翼はプロペラ後流に対して強烈なサイドスラストになっています。
30度以上のサイドスラストは強烈な胴体引きずりが発生する
これが推力点より内翼側に左右重心があるにもかかわらずスピンせずに飛ぶ理由でしょうか
外翼を大きくして左右重心位置を変更して、プロペラ後流内に入る垂直尾翼を付けるとすると
かなり小型な垂直尾翼で済みそうです・・・・


水平尾翼位置も主翼左右バランスに合わせて外翼側へシフト



図面を眺めていると・・・・


この機体デカくない?


主翼面積が10デシもあるじゃん
エンジンは049だぜ、コレじゃ09クラスと同等じゃんか


想定重量250g


とすると、翼面荷重25gだよ


これなら平板翼でもOKでしょ


図面完成?



そして生地完


オリジナルから30年以上
○●エッセンスを注入したチャージャー
Uコンの面白さ全開ですよん

主翼面積は11デシ、60クラスの水平尾翼デンナ!
材料選ばなくても、この状態で94gと軽量で剛性もソコソコ
目標250g以下はいけそう
コレはオモロイかも・・・・

イメージ的には1/2コンバット機みたい


コレで勝てる!



ASP061の標準スピンナーナットはたった2g

20000rpmで回るエンジンは強烈なジャイロ&プリセッションに見舞われる
当然ながら、水平飛行に苦労するデンナ!
チャージャーは重心とエンジンが近いので有利に見えますが
そうは言ってもネェ〜〜
そこで重量級スピンナーナットでプリセッション対策


糸引く水平飛行を実現するデェ〜




チャージャー 完成!



全備235g   翼面積11デシ  翼面荷重 21.3g


17gのスピンナーウエイト含んでマンヨ!


ヤル気にさせるよん


エンジンはターボプラグ仕様、ペラはボーリー6*5
タンクは木村09をユニフロー配管

リンケージもマジだよん

可変リードアウトも付けたヨン

クランクシャフトは11g





小型エンジンはムズイ!



どうよ!デカチン・スピンナー


世の中アマクないワナ・・・

エンジンが上手くいかない・・・・
エンジンUコンで一番ムズイのがグルグル回る機体に安定した燃料供給ができるかどうか
上手くいけばどうと言うことないんですが・・・・
一旦トラブルと厄介デンナ!


ニードルが決まらない

09タンクぐらい小さいとユニフローが弱い
スロットルドラム固定だけではベンチュリー大きくてサクションが弱い
ゆえにニードルが敏感を通りすぎてさわっただけで回転数が変化する
遠心力の影響をモロに受ける
ひまし油プラスした燃料は粘度が高い
小型エンジンはパワーバンドが極端に狭い


ハーフAプロトで上手くいったASP06ですが・・・・



まともに飛ばんぞ!



燃料タンクを外側に移動
クランクケースプレッシャーを取り、燃料を押し出す
プロペラ負荷を軽くする




機体性能は素直そのもの、エンジンさえ上手くいけば・・・・



そして次の日・・・・


OKAY!、良く飛ぶジャン!



デカチンの威力は?


20,000rpm近く回るエンジンにしては水平安定はイイ
操縦に対してイヤイヤするカンジも少なくエエ!
プリセッションの影響は少ないカンジ
ただ1CCの小型機なので操縦はジンワリ微妙な味わい
初期のEPフェニックスよりは数段イイわな
ただ問題なのは背面飛行が思ったより安定しない・・・・
原因は不明

タンクを6mm外側に移動
効果のほどは不明ですが、ベンチュリーとの位置関係で
遠心力によるリッチ移行が減るかな・・・・

ハーフAプロトで模航研で作ってもらったクランクケースプレッシャーを移植
ユニフローパイプと結びます
逆流の心配がありますが、パイプが長いのでOKかな?
シリコンパイプは大径に変更
ガンガンプレッシャー掛けて、ニードルを絞ります。

エンジンサイドスラストが30度も付いていますが
案の定、ウエイト無しではワイヤーテンションが出ません
左右重心はエンジン位置より内翼側に来ています
16gウエイト積んで、エンジンセンターよりチョイ外側まで左右重心を移動しました
この理屈だともっと外翼スパンが欲しかった・・・

ベルクランクを主翼上面に移動しました
外傾対策です。
ベルクランクピボットと重心位置が離れている
そして上下重心では下側にズレているので飛行中に外傾してしまう


理論上では、リードアウトガイド位置と上下重心が合っていれば
飛行中の傾きは無くなるのですが・・・
今回の例ではベルクランクピボット位置も影響している
リードアウト位置が翼端にないからかも


AUC小型機大会



清水監督、Bクラス見事優勝!


見てよ!、この自信に溢れた表情を・・・・スンバラシイ! 写真の雰囲気は中国人みたい・・・

マジかよ、インフルエンザもぶっ飛んだ?
8度以上の発熱、タミフル(ドーピング)飲んでも出場する根性には脱帽、オマケに優勝だって
手遅れのUコン中毒デンナ!


CLスタントに王道なし!


スーパーハリケーン20は1000フライト以上(まるで油が沁みこんだスポンジ)
そして復活後6000を超えるフライトが見事に結実!

イヤァ〜まぁ〜ビックリ!
清水さんとは、2004アルドリッチカップのときはじめてお会いしました
3種スタントにエントリーしていた記憶が・・・・
当時からCLスタントに対して懸命に取組んでおられた
自分は18才までUコンスタントをやっていて周りの影響でF2Bまでやってましたが
清水さんは復活してから本格的にスタントに取組まれたようです
正直、歳取るとスポーツするのは大変なんだなぁ〜と思っていました
例えで言うと、40歳で初めて自転車に乗るとか、オートバイで峠走るのと同じかも
趣味でスキーをしますが、実はオクサンのほうが上手だった
悔しくて必死にやって今じゃ少しだけ追い抜いていますが
オクサンにオートバイ乗せたら全くダメ!
「スキーと同じで外足荷重だよ」と言っても???
同じに見えることが歳取ると異次元になってしまう
と考えれば説明がつくかも・・・・
その壁を練習で越えてきたのが清水監督

それぐらいスタントはオモロイつうことの証明デンナ!



ちなみに、私は1週間で製作、5フライトの練習で見事ダントツ最下位!






本日のNO1! 古川チャンプ



まさにオン・ザ・レールの弩級フライト!

ズングリした試作機?ところが・・・・
主翼はぶ厚い、インライン(エレベーターは別) 全備700g
エンヤ19V OS NO7 エアスペシャル15


ジックリ見てチョ!







チャージャー総括



小型エンジンはハイリスク・ハイリターン

まずはウルサイ!
飛行場環境、そして現代人はスタントにカン高い爆音を嫌う
小型エンジンはマフラーの設定が甘い
マフラー付けても大して効果ない?わりにはパワーダウンが・・・

いろいろ工夫したつもりが
結果的に演技中にプレッシャーが外れたり、チョットした風でノーコンでコッパ!
「まだ大丈夫でしょ」、ワイヤーたぐるまもなく地面に突き刺さった
練習量はいつもながら極小(5〜6フライト)ですがスホーイとは雲泥の差
演技係数が大きい点を利用したつもりが、全てがリスクとなりバブルが弾けた
特にエンジンがムズイ
パワーバンドがピンポイント、ニードル1ノッチで天国と地獄
ターボプラグをP4からP3に変えてホットにしたのも拙かった
もちろん練習量が多ければデーターも得られてクリアできたかもしれませんが
気象条件の影響力がデカイ
チョット風吹くと、水平飛行しない・・・・
これを操縦でカバーできれば世界チャンプになれるワナ
係数高くても、気象条件を考えると大博打、偶然性が高すぎる


小型エンジンは趣味性が高く、オモロイ
機体も手軽で、音さえOKならコカコーラUコンのように遊べる
しかし・・・・


競技会使用となるとリスク高すぎ



つうわけで、オワリ




AUC小型機大会で勝つには・・・



エンジン選定


チョッと悔しいので、来年の企画を考えマンタ!
出来るだけ大きなエンジンにしたいところですが係数の問題も大事
係数1では電動と同じ、だったら電動にしたほうがイイので
係数1.05の15エンジンを選定
グローを改造して低回転高トルク型にチューンする方法もありますが
たかが知れているので


ディーゼル15(スタント仕様)で行きます

これは以前に燃費調整の問題で挫折したエンヤ15D(模航研SP)
トルクが出るようにピストン特注したモノ
電動11*5のペラで30デシあるホットドックを引っ張り上げます
しかし、どうやっても燃費が合わせられませんでした
今は4STディーゼルに路線変更しています


どうやって使うのか?


電動タイマーを利用して燃料カットを行います。
当時は電動タイマーはありませんでしたが今は違う
超小型サーボを利用して簡単な燃料カッターを付ければ
パワフルディーゼルが使用可能になる



機体選定


出来るだけ大きな機体にしたい
スパン1200mmを有効に使い、定評ある機体を考えると コレ!


若干スパンを詰めて、全備800g台でつくれば・・・・・・