オープンラット インスパイア2009


INSPIRE プロジェクト


8月のFMAラットレースに向け本格始動

オープンラットの彩雲にかわり、新作インスパイアを予定していましたが、
上下重心位置の検証を基に、設計変更です。


高翼を基本としたジオメトリーに変更


高速水平飛行を前提とした機体は、速度が上がるほど内傾するような設計がイイ?
ベルクランクピポットを上下重心より上げることで
ワイヤーテンションを抑えられる
プロペラによるアタマ上げは内頃との合力によりスピードアップに繋がる?
翼の捻れによる内傾ではないので
エンジン停止で水平になり操縦性を確保できる
エンジンスラストより下重心位置にすることで、水平安定を確保できる



ホントかよ?


エンジンが倒立搭載ではないので、上下重心位置はあまり下がりません
重たい脚とタイヤを意図的に付けることで対応します。
高翼ですから重心が高いと水平安定が悪くなる・・・・


彩雲の問題点



アスペクトがデカ過ぎた


スピード系には良さそうですが
グライドし過ぎてカットオフからキャッチまでのタイムロスがデカイ
カットオフして1周半もグライドしてしまう
グライドで減速し難い、よく飛んじゃうワケ
パイロットが逆ウイップできれば問題が減りそうですが
機体設計段階でもカットオフで減速(失速)しやすい翼形の選定が必要
ベストはカットオフから3/4周でキャッチすること




重心位置が丁度イイ?


表現が微妙ですが、
アスペクトとの相乗効果?か、グライド性能が良すぎ、失速しない



燃料タンクが小さい


FMAのラットレースでは、給油は論外
デカイタンクで無給油で100周飛行が条件
コレにより、後半のエンジンヒートでの再始動リスクが無くなる
早めの2回ピットイン、ラストはニードル絞って全開レース
彩雲は満タンで70周しかしませんでした
燃費を1周で1CCと換算すると、110CCタンクが必要?



機体が重い


彩雲は600g弱ありました
同調パイプが重い?
FMAでファイナルに残るには480gは切る必要がある
重い機体はピットキャッチも辛くなります。
エンジン重量が200gありますから、機体製作はシビアになる