2008 自作スピーカーコンテスト


詳しくはコレ見てチョ  http://www.jas-audio.or.jp/news/detail/20080909/index.php


ミューズの方舟主催のスピーカーコンテストに参加しマンヨ
仕事はオーディオのプロですが、これはお遊び!
だからこちらでこっそり紹介します
スピーカーコンテストは究極の採点競技でして、会場にいる50人以上の参加者に音を聞かせて
全員投票で順位が決まります、エントリーメンバーは強敵ばかりプロも出ています
会場に来ている参加者は超変人ばかり、だいたい想像できるでしょ
今回のルールは、13〜16cmフルレンジユニット1発で勝負!
13センチにミソがある・・・・・
歴史と伝統あるコンテストですが、出場するのは初めてで新人賞?も掛かってマンヨ



前代未聞のアホ・スピーカー


スピーカーは100年近くの歴史がありますが
このカタチは過去にはなかったゲテモノ
ステレオ?スピーカーですが、1個(本)で使用します
ステレオ音響理論では説明がつかない超オカルト・・・
天才ボーズ博士をも抜いた超絶音響アホ理論デンナ!

「オマエはオーディオを舐めとんのか!」
正統派の爺様から怒鳴られるのは必至
オーディオマニアからは無視されてアタリマエ
こんなモン聞くだけムダ!


ドッコイ、超マジメ?に取組みましたよん
得意の大失敗試作(非公開)を経て、大傑作の誕生ですわ
製作は長谷川木工、昼飯食いながら思いつきで設計
ファミレスの紙ナプキンに設計図書いて・・・、いい加減にしますよん
長谷川木工はスピーカー試作のプロでして業界でも有名
その場で意気投合、出来上がりマンタ!



アホ・スピーカーでコンテスト殴りこみヤ!



マンネリ・オーディオ界に風穴開けたるで!


大きな声じゃ言えませんが?
自作オーディオ趣味の世界はマンネリの塊、スピーカー・アンプともども
よくマァ〜飽きもせずに同じことばかりできるワナ
思考回路がショートしてるかのように、堂々巡りの巡礼者、オマケに高齢化してる
世界が狭いから?、もともとの理屈が間違っている?、正解が得らないジレンマ?
大昔の理論を何度も検証しているに過ぎない、ワクワクしない、
だからオモロクない!
冗談ですよ、冗談、オーディオ趣味は広大深遠なのです。


オクサンはコレ見るなり、「アンタ、バカじゃないの!」




作品紹介


スーパーM’sスピーカー     


ピュア・オーディオ再生の概念を変えよう
DVDは5.1CH、SACDはマルチCH方式がありますが、
市販されているCDソフトは2CHステレオ記録が標準、
正確に再生するには2本のスピーカーから等距離に離れた2等辺三角形の頂点で試聴する必要があります。
ベスト試聴位置はピンポイントしかありません、
5.1CHやマルチチャンネルオーディオでもそれは変わりません
ピュア・オーディオマニアはピンポイントのステレオ3次元音場を重視しますが
現実問題として、ふつうの音楽ファンにはピンポイントステレオ再生の認識は無く、
むしろ求められるのは、無指向性の豊かな音楽再生とリアル音場ではない浮遊感音場
録音現場はほとんどモノラル録音であり、ステレオとはいえマルチモノラル録音
生の音楽はステレオフォニックではありません、
生活空間で良質な音楽再生をするにはどうしたらよいか?
なぜSPが2本必要なのか?ピュア・オーディオマニアと音楽ファンのギャップを埋めたい
都会の住宅環境では2本のスピーカーを置くスペースは確保しにくい上
ベストな試聴位置が限られるオーディオ趣味には大きな制約が・・・
しかしピンポイント試聴をしなければ、ステレオ再生にこだわる必要ないでしょ?
SP1個で豊かな音楽再生はできないか?
過去、アンサンブル型ステレオSPは数多く作られましたが基本はステレオ再生
ステレオ再生と音楽再生、そして生活環境の矛盾を漠然と考えていました。
突き詰めれば詰めるほど、社会生活とは相容れないオーディオ趣味
はじまりは部屋でいい音で音楽を聴きたいだけだったのに・・・
ある時、M'sスピーカーを試聴した際、音楽再生のあり方を考えさせられました
独特の世界を展開する音楽再生と浮遊感、リラックスしてなんだかホッとするんですよ
貧弱な筒型エンクロージャーにフルレンジユニットを背中合わせに取り付け
無造作に鳴らしただけのM'sスピーカー、オーディオマニアの大半が無視しますが、
音楽ファンには好評なM’sスピーカー、理屈を言えば矛盾だらけ?
これをピュア・オーディオと捉え超強力に作ったらどうなるか?
エンクロージャーは剛性高く以前から理想としていた?の繭型でバスレフ(計算してません)
バスケットボールくらいの大きさにしようが、思いつきコンセプト?
ドーナツ形状のMDFを積層して、削って整形、ウレタン鏡面仕上げ
吸音材ゼロで13センチ超強力フルレンジを取付けました

さてどうなる?  お聞きください。


スピーカーコンテスト結果


究極の採点競技


悪天候にもかかわらず、140名以上の来場者がありました。
もちろんスタッフは除いてです
イイ席取ろうと、開場前に行列ができるほど
オーディオイベントとして定着しているみたいデンナ!
私は幽霊会員なので、過去16年間でたった3回しか参加してませんが・・・・

コンテスト参加者は全てベテラン
それぞれスピーカーに関して独自の研究を何十年もしているツワモノばかり
方向性もさまざまでまさにライフワーク
遠くは広島からのエントリーもあり真剣そのもの


結果はルックス賞でした・・・・


期待していた音質勝負ではトホホ・・・
一人だけ全く違うスタイルと音質、これでは評価されようがないワナ
日本蕎麦とイタリアンパスタの比較みたい
まるでエキシビジョンのようで、「へぇ〜〜、どんな音するんですかぁ〜〜〜」
ごく一部の超ベテランにはバカうけ爆笑してましたが



「こんなもん、評価できない!」


ナルホド、ごもっとも


音質トップの前田氏はミューズの方舟会長
オーディオのプロですが、自作スピーカーの大家
独自の理論をはじめ
徹底したスピーカーの使いこなしで思い通りの音に仕上げる達人
彼に勝つには一筋縄では無理
手法はオーソドックスですが、経験に裏打ちされた的確な判断が特筆
ハメを外さない安定性?
UコンでいうとMNTさんみたいかな・・・・



イデアトップの鈴木氏は外部参加(夫人同伴)
35年のオーディオ歴と20年の自作スピーカー歴
「スピーカーとは物理学である!」と言い切る理論派
独自の研究による普遍なスピーカー工学を持っている
スピーカーはコントロールできるようで出来ない
しかし彼は違う



総合トップの河辺氏は外部参加(夫人同伴)
音質は前田氏が真面目で面白味がないのとは違い
雰囲気がよくて自分的にはNO.1でした
音と音のつながりがイイので安心して音楽が聞ける
ワケわかんない安物ユニットを使いここまでチューンナップできる実力は恐るべし



自作オーディオもオモロイですよ