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ルール変更に伴い、飛燕レーサーの新作を企画します。
この機体ではあまりに速すぎるということで、しかたなく・・・・・・
ルールブックの適正解釈からはじめます。
KMC スケール・エアレース 2006版 抜粋
☆競技種目名称は‘KMC スケール・エアレース’とする
・機体はKMCのセミスケールシリーズ限定!(09でも15でもOK!・フェニックス、かわせみ、トーラス等は×、FA200、ミゼット等は○)
・エンジンはKK16に限る、標準マフラーを装備のこと(ミュート部分を外してはいけない)
・燃料タンクは09用に限定します!(15キットでもタンクは09にすること、容量変更以外の改造可!)
・機体1機に競技者は1名のエントリーとする(予備機として1機を認めるがレース中の交換は出来ない)
・競技者は、パイロット・ピットマンのどちらかを選択してエントリーが出来る(競技中の変更は不可!)
・ワイヤー 0.33Φ以上(KMC Aワイヤ−) 機体中心からハンドル中心まで15.92m〜-5Cm(スイベルは禁止)
・競技中、パイロットの手首とハンドルは繋がっていなければならない(ハンドルストラップ)
・安全確保のため操縦装置は全て外装のこと
・プルテスト 10kg。毎飛行ごと実施します(ハンドルストラップは手首に掛けた状態で10kg。受付時に機体検査と同時実施が望ましい)
・ピットマンはヘルメット着用(各自用意)の事、ないと参加できない。
・機体の安全向上以外、実機感を削ぐ様な改造は認めない!
×ベルクランクの内蔵
×不用意な軽量化(極端な肉抜き等)
×主要緒元の変更(リブ間や胴体の切り詰め等)
・降着装置は、2車輪以上(3輪→2輪はOK!タンデム等は認めず、タイヤは直径・厚み共キットの物より大きくなければならない)
・フラップの固定化・タンクの配管の変更・カットOFFバルブ取り付けは認めます
どうやらピンク太字のところがダメみたい!
つうことで、岡崎での実戦経験、教えてもらったノウハウ、人マネを極力しない、のポリシーに基づき最強のエア・レーサーの企画をします。
もちろん図面からの自作ではなく、キット購入しての改造が前提です
1.操縦性の向上
水平飛行しかしないレースですが、上位に勝ち残るには操縦性の向上は不可欠、エア・レースはイコールコンディションとはいえ、初心者から超ベテランまでの混合レース、入乱れての乱戦になるのは必至、問題は3機同時飛行時の危険回避とクラッシュ回避、いざと言う時の操縦性はパイロットに余裕を与え、・・・・・・低空で飛ぶのでアト10cm地面が低ければ接地せずにすんだのに・・・・・・、操縦性の向上(扱いやすさ)はあらゆる面で優位に立てます。
具体的には
主翼面積を20%くらい拡大します。
リブは09用ですからアスペクトレシオ、固定フラップを大きくします。
同様に水平尾翼も主翼の25%まで拡大、エレベーターも左右均等の面積として、普通のUコン機に戻します。
重心位置をベルクランク位置までバック、テールも現状胴体で可能なかぎり伸ばします。
これで、ベビースクラッパーの安定性とスタントトレーナー(懐かしい名前)の運動性能を確保、運動性能は着陸グライドでのブレーキ性能とクラッシュ回避能力をアップ!
重心位置をバックさせるために機首は今より短くなりそうです。
胴体は細くするとルールに引っかかりますので、太くします。
2.機体の強度アップと軽量化
主翼の強度アップは絶対に必要、機体キャッチは最初はどうしても主翼に負担が掛かります。慣れると機首・ペラ・エンジン部をソフトにキャッチできるみたいですが・・・・・
練習ではいくらでも出来ることが、レースになって3機同時飛行だと・・・・・・
カットオフは1周前が基本ですが、展開しだいでは最悪1/2周でも強引にキャッチしなくてはならないケースが多々あるため、主翼の強度アップは必要、方法はプランク・とグラス補強でやります。
軽量化 全備重量は必要強度を維持して450〜500gにしたいところです。軽い機体は加速・減速が早いのでピットキャッチを容易にしてくれる上、壊れにくくなります。
木村模型の09セミスケールは普通に作ると500〜550gくらいになりますから、450gにするにはけっこう大変、エンジン・ペラ・マフラー・タイヤ・リンケージ・翼端ウエイトetcで250gくらいありますから、機体は200gプラスを目標に製作、材料は厳選しなくては・・・・・・・
最後はエンジン削る?・・・
3.脚の見直し
離陸・着陸をくり返すレースですから、脚まわりは特に重要!、転覆・バウンドしにくくするため重心を下げ、重心に近い位置(後ろはダメよん)に脚を取付けます。
疲労・消耗・路面状態の変化に対応するため、脚を取替えられるようにすることも大事!
つづく・・・・・